※高速船なんきゅう10号は2020年3月末をもって運休となっています。
根占港へは山川港(指宿駅から路線バスで17分)からフェリーが出ています。
根占港発の南大隅町観光周遊バスも、現在はフェリーの到着に合わせて出発(9時発)します。
フェリーなんきゅうの乗船レポはこちらから
以下は2018年4月の高速船なんきゅう10号の乗船レポとなります。
本土最南端の佐多岬やエメラルドグリーンに輝く雄川の滝など、鹿児島県の大隅半島には見どころがいっぱい。
しかしです、レンタカーであれば簡単に行けるでしょうが私のような公共交通機関だけで旅をしている人間はどうしたらいいのでしょうかねぇ。
その場合は、とりあえず根占港へ行け!!!と言いたい。
南大隅町が行っている観光周遊バスの集合場所も根占港ですし、路線バスも根占港を通ります。レンタサイクルもあるし、温泉や宿泊施設もあって大隅半島観光の拠点となっている。
今回は高速船なんきゅう10号に乗って指宿港から対岸の根占港まで往復したので、そのレポートになります。
高速船の料金と乗船時間など
■便数
指宿港⇔根占港の高速船は1日4往復。
夏期ダイヤ(3月~10月)と冬期ダイヤ(11月~2月)があるので時期に注意してください。
■乗船時間 20分
■乗船可能なのは人と自転車のみです。
車で渡りたい人は指宿駅から6km離れた山川港からフェリーに乗りましょう。
まずはJR指宿駅から指宿港へ行こう
鹿児島県は鹿児島湾を挟んで西側に薩摩半島、東側に大隅半島があります。
根占港は大隅半島にあるので、鹿児島の中心地である鹿児島中央駅や指宿のある薩摩半島側から行くとなると指宿港から高速船(なんきゅう10号)に乗るのが便利。
高速船に乗るためにはまずは指宿港に向かわなくてはなりません。
最寄駅はJR指宿駅。砂蒸し風呂で有名な温泉街。
鹿児島の中心、鹿児島中央駅から指宿駅までは普通列車で1時間15分ほど。1時間に2~3本はあるのでまあまあ不便はないですね。人気の観光特急指宿のたまて箱も1日3便運行。
南国風情の指宿駅。このあたりでは竜宮伝説があるので乙姫様がお出迎え。
駅前には足湯もあって、温泉の街ですなぁ。
指宿駅から指宿港までは1.6km。のんびり歩いて20分くらいです。
駅前にはタクシーも常駐しているので体力温存派の方は利用した方がいいです。
こんな感じの南国ムードの道を進みます。人も車もほとんど来なくてのどか~。
道は単純でわかりやすいです。指宿駅の改札はひとつなので、出たらとにかく前方の海へ向かって進む。海にぶち当たったら海岸沿いに左に。すると指宿港のある出っ張り(埠頭)が見えてくるので先まで進むのみ!!
指宿港に着いたら乗船券を買う
埠頭の先端が船乗り場ですが、手前に待合所があります。
この待合所の中で乗船券を買いましょう。
入口のところに券売機があるので購入。1万円札、5千円札も使えます。
乗船券 大人1000円、小人(小学生)500円、自転車500円
高速船は人と自転車のみ乗船可。車で渡りたい人は指宿駅から6km離れた山川港からフェリーに乗りましょう。
買った!!!!
この待合所は無人で、乗船案内等の放送もなく、時計すらありません。
自販機と南大隅町の観光案内の掲示物はあるので、暖かい缶コーヒーでも飲みながら大隅半島に気持ちを馳せて気分を盛り上げるのには適していますが、誰も教えてくれないので乗り遅れには注意です。
出航の10分前になったら高速船に乗り込めるので、埠頭の先端にある船乗場に行きましょう。
待合所からは50mほどの距離です。
乗船時間の10分前になったら船乗場に行く
何度も言いますが、待合所にいても何の案内もないので、自分で時間をしっかり見て船乗場に向かいましょう。出航時刻の10分前になったら乗り込めます。
この桟橋の奥に乗場があります。係の方がいるので案内にしたがって乗船します。
先ほど買った乗船券は乗り込んだ後に船長さんに渡します。
高速船内での楽しみ方
高速船は鹿児島湾を横断して根占港まで20分。
短い船旅ですが、楽しく過ごしましょう。
船長さんが客室のドアをばたりと閉じ、いよいよ出航!
座席は快適、さてデッキにでもと思ったら
「トイレの時以外は外に出ないでください」と張り紙が。
ただ天候にもよるでしょうが揺れも少なく快適な船内。
今日はお天気も良く、波も穏やかな鹿児島湾でしたが、結構なしぶきで外はあまり見えず。
そんなことも考えてか客室前方にはディスプレイの設置があって外の様子が。
でもすごく気になるのですが、この黒いぼやけは何だろう…。
カメラの前に紐か何かがあって視界不良。
これカメラの位置ずらすか障害物を取り除けないのかなぁ。えっなんでカメラを遮るのか。ちょっと待って誰か気付かなかったのかなぁ。いやこれもしかしたらお客様サービスのためのディスプレイじゃないのかなぁ。えーーー
そんなことを考えていたらあっというまに根占港に着きました。
外の景色など、港に着いてからゆっくり楽しめばよろし。それくらいあっという間です。
根占港に到着
着きました!!大隅半島上陸。
それでは大隅半島の雄大な自然や美味しい食べ物、温泉などを楽しみましょう!!!
根占港発着の南大隅町観光周遊バスを利用して雄川の滝と佐多岬に行った記事はこちら
根占港→指宿港へ帰る時は
根占港乗船券発売所内に券売機があるので、乗船券を購入し、出航時間の10分前になったら高速船に乗り込んでください。乗場は建物向かって右側です。
(山川港行きフェリーの乗船券発売のための窓口もあり、無人ではありません)
この看板が出ている方の乗場に進んでください。
根占港はフェリー(山川港行き)も発着しており、それは建物の左側に乗場があります。
※指宿港にはタクシーは待っていません。必要な方は自分で呼びましょう。
高速船は運休となってしまいました
2020年3月末をもって、この高速船は運休となりました。公共交通機関を使って大隅半島を旅する時にこの高速船は便利だったんですけどね。やっぱりレンタカーでの旅が主流なんでしょうか。いろいろな理由があると思うけど利用されない交通機関はどんどんとなくなっていってしまうので、いろんなところをぐるんぐるんと旅してガンガン使って行きたいと思っています。
根占港周辺の観光関連施設
■南大隅町観光周遊バス乗場:根占港乗船券発売所前の駐車場(2020年4月現在、1日1便9:00発)
■路線バス乗場:根占港乗船券発売所の建物の目の前
■レンタサイクル:根占港から徒歩5分のねじめ温泉ネッピー館(ママチャリ2台あり、1時間100円。2020年11月に利用しました)
■レンタカー:根占港乗船券発売所の2階にホンダレンタカーかのやあり
■南大隅町観光交流館なんたん市場:根占港から徒歩5分