ロッテジャイアンツの本拠地である社稷（サジク）野球場で韓国プロ野球の試合を見てきました。DJとチアが盛り上げる韓国スタイルの応援で外国人＆1人でも楽しめ、当日チケットも特に難しいことなく購入できました。旅行中に開催日が合えば立ち寄るのも楽しいと思います。
※2023年10月時点の情報となります。旅行の際は公式サイト等で最新の情報をご確認ください。
試合日程を調べる
とりあえず韓国旅行中に試合をやっているのかを調べました。
私は韓国プロ野球専門ジャーナリスト 室井昌也さんのストライク・ゾーン（日本語サイト）で試合スケジュールを確認しました。毎年、日本語での韓国プロ野球名鑑も発売されています。（過去に買ったけど日本で活躍した選手などもわかって楽しめた）
社稷野球場へ行く
社稷野球場の最寄駅は地下鉄3号線の社稷（サジク）駅です。球場へは駅から徒歩7分。
釜山の中心地、西面駅からは乗車約15分、釜山駅からは約30分。いずれも地下鉄1号線から「蓮山駅」で3号線への乗換えが必要です。
1番出口から地上に出ます。
プロ野球開催日は日本と同じでファンがたくさん球場へ向かうので、何も考えずについていくだけ。
着きました。社稷駅の1番出口から角をひとつ曲がるだけなので、単純な道のりです。
チケットを買う
2019年にも社稷野球場でプロ野球観戦をしたので2回目です。その時に有人窓口で簡単にチケットが買えたため、不安なく進みます。
1塁側、3塁側ともに観戦席に向かうスロープがあるので上がります。
スロープをひとつ上がった所にチケット売場あります。
以前と違ってほとんどが券売機に置き換わっていましたが、端に1つだけ有人窓口があります。
券売機はハングル表記のみなので、私は有人窓口に行って購入しました。券売機でもなんとなく感覚で購入できそうで、タッチパネルで座席の指定もできたのですが、後ろに人が並んでいて迷惑だと思って諦めました。また空いている時に落ち着いてチャレンジしたいと思います。
座席の種類によって色分けしてあり、価格が違います。掲示してあったこのシートマップを写真に撮り、窓口で画面を見せながら希望を伝えました。英語が通じましたが、ほぼ指さしだけで大丈夫そうでした。現金の他、クレジットカードが利用できます。
1塁側だと内野と外野に1ヶ所ずつ、最前列にチアやマスコットが立つ檀上があるので、チアと一緒に盛り上がりたい人はその近くがいいと思います。（このマップだと内野113と114、外野923）
まあ私は1人だしビールが飲めればいいので、1塁側外野指定席のどちらのチアからも離れた席を購入。祝日料金で10,000₩（約1,100円）でした。平日の試合であれば8,000₩だそうです。
内野のフィールド席でも休日料金で20,000₩（約2,300円）なので、気軽にビールを飲みに行けそう。
※2023年公式戦のチケット料金です。
この日はチュソクという韓国の連休（日本のGWやお盆のような雰囲気）で1塁側はすごい人。にもかかわらず試合開始1時間前で普通にチケットが買えたので、社稷野球場でのロッテジャイアンツ戦に関して言えば、相当なことがない限り当日券でふらっと入場できると思います。ネットでのチケット購入は韓国国内で発行されたクレジットカードが必要とのことで日本人には難しいので。
入場してビールとつまみを確保
チケット売場からさらにスロープを登ります。
こちらから入場します。
自動ゲートなので、チケット上部に記載のQRコードをかざすとゲートが開きます。
入場すると日本の球場と同じように飲食のお店が並んでいます。親会社がロッテなのでロッテリアも。
こういう弁当みたいなものも。屋台で売っているようなおでんやトッポギとかもありました。
結局、イカの唐揚げみたいなのとトッポギにしました。量がかなりあってこれだけでお腹いっぱいになってしまった。
それとビールなんですけど、なぜか試合が始まっても売り子が全くいなかった。
以前は売り子からビールを買ったんですけど。なので1度席に着いてからビールを買いに行きました。
座席へ
チケットを見ると、私は外野921ブロックの3列目5番席。
座席はすぐに見つかりました。
さて、準備は万端です。
試合観戦
試合開始少し前になると、ロッテジャイアンツのマスコットが登場。
日本の千葉ロッテマリーンズと親会社が一緒ですが、マスコットも似ている！
そして全員起立しての国歌斉唱。始球式は女優のキムジヒョンさんが登場しました。（映画は見るけど私が韓国エンタメ全般弱くて存じ上げなかった。すまん）
前回観戦した時に来場プレゼントでもらったマフラーを持参していたので1塁側に入りました。にわかファンに。
14:00試合開始。1塁側はすごい人です。大盛り上がり。
内野と外野に1ヶ所ずつチアの応援スペースがあります。DJが場内放送で盛り上げて応援を主導し、応援歌を流し、それを1塁側の観客全員が応えて歌うというスタイル。鳴り物や私設応援団はいません。
韓国語がわからないのでDJが何を言っているのか全く不明ですが、何となく応援のマフラーを振ったり、手を叩いたりと楽しく過ごしました。ええ1人ですが。
応援歌のひとつに釜山港へ帰れがあり、今回もフェリーで来たしメロディーも知ってるしで親しみ感じてしまった。
試合中にこういうプラカード持った係員が回っていたのでGoogleレンズで確認。
表示された翻訳）注意！試合中に選手に悪口を言ったり物を投げ入れる行為は、試合の妨げとなり、退場措置や刑事的責任を問われるため、絶対に控えてください。
ヤジみたいなのも禁止なんですかね。
最後はWBC見て唯一知っていた長髪の守護神キム・ウォンジュン投手が抑えてロッテの勝利。
ロッテの名物だった赤いレジ袋を被る応援はありませんでした。なくなったのかな。
試合後
ヒーローインタビューまで見てゆっくりと球場を出ました。
社稷野球場の収容人数は約3万ですが、街中にあるため路線バスなど選択肢もあるようで、地下鉄は混雑していますが積み残しが出るほどではなかったです。ですが券売機は長い列が出来ていたので、切符購入やICカードのチャージは事前に済ませておいた方がいいと思います。
感想など
韓国プロ野球（KBO）は1リーグ制で、現在10球団が加盟しています。その中でも社稷野球場をホームとするロッテジャイアンツは1982年のKBO創設時から続く老舗チーム。1992年を最後に優勝からは遠ざかっていて、2023年は結局7位だったようですが、日本とも馴染みの深いロッテなので頑張って欲しいです。
特に韓国プロ野球に詳しい訳でもないのですが、応援、食べ物、ビールと1人でこれだけ楽しめたので、日程が合えば趣向の変わった観光のひとつとして立ち寄ってみてもいいかもしれません。
あとDJが全体の応援を主導するせいか濃いファンが固まることなく分散していて、どこに座っても落ち着いて周りを気にせず自分なりに応援できるように感じるのですが。どうだろう。外国人だからかな。
他の韓国の球場にも行ってみたい。そしてまた社稷野球場でロッテジャイアンツの応援も
それでは楽しい旅を。（おわり）
agoda ←宿はここで取った。
