【鹿児島旅行記】観光周遊バスに乗って雄川の滝と佐多岬に行ってきた(前編)

佐多岬 鹿児島県
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※2023年4月スケジュールや料金等確認済み

NHK大河ドラマ西郷どんのオープニングに出て来るきれいな滝、雄川の滝に行きたいなぁと思っていたのですが、大隅半島は交通が不便。しかもそこまで行くなら本土最南端の佐多岬も行きたいと思っていたら便利なバスがありました。

今回は鹿児島県南大隅町が運行している観光周遊バスに乗って佐多岬雄川の滝に行ってきました。

(旅行時期2018年4月)

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スケジュールと料金

※以下のスケジュールは2023年度版に更新済みです。そのため本文中に出てくる2018年当時の時間とは異なります。運行は3月~11月(12月~2月は冬季運休)コンシェルジュによる案内は土日祝のみとなりました。

南大隅町観光周遊バス(※予約不可)

南大隅町ホームページ

■料金、大人2500円、小学生1250円、小学生未満は無料

■スケジュール

集合 根占港8:55

根占港9:00→佐多岬10:00

佐多岬11:00→伊座敷商店街11:30

(各自昼食1時間)

伊座敷商店街12:30→雄川の滝13:20

雄川の滝14:25→根占港14:50 

周遊バスに接続するフェリー(山川港⇔根占港)

私がこの観光周遊バスを利用した時は指宿港⇔根占港の高速船の運航があり、観光周遊バスは高速船の運行時刻に連動したスケジュールとなっていました。2020年4月より高速船が運休となっているため、現在は薩摩半島側の山川港と大隅半島側の根占港を結ぶフェリーなんきゅうの運航に合わせたスケジュールになっています。

・行き(3月~10月・夏ダイヤ)

山川港8:00→根占港8:50

・帰り(3月~10月・夏ダイヤ)

根占港15:00→山川港15:50

根占港17:00→山川港17:50 (最終便)

※各自移動、フェリー代は片道大人800円、小学生以下400円

※フェリー代は観光周遊バスの代金に含まれません

(補足)山川港までのアクセス

山川港の場所はこちら。JR指宿枕崎線の山川駅(最寄駅)から2.2km、指宿駅からは6.3kmの距離。山川港フェリー乗場前にあるバス停名は山川桟橋

(行き)

ちょっと待て。この周遊バスに連絡する8時のフェリーの乗るとして、山川港に8時前に到着する方法があるのかという問題。

調べたらない!!!最寄りの山川駅から2.2㎞歩くとしても山川駅まで行くJRの本数がめちゃくちゃ少なくて使えない。これは指宿や山川周辺に宿を取ってタクシーか徒歩で山川港に向かうか、前日に根占港に渡り、大隅半島側に宿を取るのがよいのでしょうか。これはまた訪問してレポートしたいです。

(帰り)

山川港15:50着→山川港(バス停名は山川桟橋)16:00発の鹿児島空港行の高速バスや16:12発、16:17発の指宿駅方面行きの路線バスがある。

山川港17:50着、冬ダイヤ17:20着→平日だったら18:11発の山川駅方面(指宿には行かない)の開聞駅行きがある。土日はバスはないので歩きかタクシー。

以前の指宿港発着の高速船の方が使い勝手が良かったですけど、仕方ないですね。

観光周遊バスの出発地は根占港(南大隅町)

だいぶ回り道しましたが、ここから観光周遊バスのレポートになります。しつこいですが2020年4月以降は高速船は運休しているため山川港からのフェリー便に接続しています。バス会社も二川交通さん1社、コンシェルジュは土日のみ同行と変わっていますので、2018年はこうだったという参考程度にお読みください。

鹿児島県は鹿児島湾を挟んで西側に薩摩半島、東側に大隅半島があります。

今回乗る観光周遊バスの出発地点は根占(ねじめ)港(大隅半島側)

指宿港から高速船に乗って根占港まで来た私。

下船すると目の前に根占港の駐車場があり、今回乗る南大隅町観光周遊バスがお出迎え。

運転士さんとコンシェルジュの方がバスの前に立っているのですぐわかります。

(バスは運行会社によって違うと思います。今回は佐多交通さん)

コンシェルジュさんに乗りたいことを伝えると、佐多岬までトイレ休憩がないとのことで根占港乗船券発売所の建物内でトイレをお借りし、バスに乗り込みます。まずは最初に料金を支払います。

なんと、今回の参加者は私ひとり。

まだ運行開始して間もないこともありますが、なんとも贅沢すぎる。

だってただ移動するだけでもありがたいのに、コンシェルジュさんの案内付きなんですよ、このバスは。

なので全力で南大隅町を楽しもうと心に決めたのでした。(というかかなり前から大隅半島にまた来たくて興奮気味)

最初の目的地、本土最南端佐多岬へ

バスが走りだすと、女性のコンシェルジュさんと運転士さんの自己紹介。

どちらも優しそうな方で安心。

コンシェルジュさんは道中ずっと南大隅町の観光案内をしてくれ、南蛮船係留の大楠(千年大クス)、島津20代藩主綱貴時代に出来た佐多旧薬園、薩英戦争砲台跡など、今まで知らなかった場所を多く知ることができて興味深かったです。

南大隅町は佐多岬と雄川の滝だけじゃないぞ。意外といろいろあるな。

さてバスは走ること1時間、佐多岬の駐車場に到着です。

わーい!!佐多岬に来たーーー!!

2年前に来た時は南大隅町がいわさきグループから佐多岬周辺を買い取って周辺の整備を進めていた時期で、ずっと手前のモニュメントの場所までしか行けませんでした。

なんと観光案内所や売店まで出来てるではないか。

駐車場の真ん中に大きなガジュマルの木が。あれ、この佐多岬の看板見たことある。

南大隅町が整備をする前に佐多岬を尋ねたブログなどを見ると、この看板がよく出て来る。

役目を終えてここに置かれるようになったのかも。

ここ佐多岬でバスは1時間停車しますが、その間もコンシェルジュさんが付いて案内してくれます。まだ整備中な感じはありますが、この先の神社や展望台まで行けるそうです。

御崎神社

駐車場から展望台に向かう遊歩道は鬱蒼としてはいるものの整備が進み、アップダウンあまりないので歩きやすいです。

遊歩道を5分ほど歩いたところにあるのが本土最南端の神社、御崎(みさき)神社。

華やかな色合いの拝殿。南国ですねぇ。

設置の由緒書きによると、こちらの神社は今から約1300年前に開設され、イザナギノミコト、イザナミノミコトの夫婦の神様と外御子命六神を祀っているとのこと。交通・航海の安全、五穀豊穣、商売繁盛、縁結び、安産のご利益があるそうです。

由緒書きにも「大昔より由来ある縁結び、安産の神」とあるけれど、パンフレットなどを見ると「縁結びのパワースポットとして人気」とあまりにも力強く書かれている。縁結びっていうと恋愛を想像するけど仕事や旅なんかもご縁だよなぁと考えつつ、私はこの神社にお詣りさせてもらえた縁に感謝しました。

社務所には管理人の方がいらして御朱印(初穂料300円)もいただきました。(不在時は駐車場のところにある観光案内所で書置きをいただけるそうです)

佐多岬展望台

御崎神社からさらに遊歩道を進みます。

これ見て!!!!!

イノシシの足跡が遊歩道に!!

このあたりはイノシシや猿などの野生動物も多いそうです。

おっ!見えてきた。真新しい展望台が。

御崎神社から10分ほどで佐多岬展望台に到着。

そして展望台に上がると

なんともなんとも!絶景です!

来たぞ、最南端。

先に見えるのが佐多岬灯台。灯台のある場所は島なのですが、昭和60年まで灯台守の方が常駐していたそう。大切な仕事だけれども船で迎えに来てくれないとどこにも行けない場所、台風の通り道にもなっている小島で過ごすってストレスも多かったのではと想像してしまいます。

今後整備が完了すると、灯台手前に見える岬の先端まで遊歩道で行けるようになるそうです。

違う角度に目を向けると遠くに開聞岳がうっすらと。

もう少しぼんやりする時間があるとよかったなぁ。やっぱりそれだと自力で来ないとな。

ある程度景色を堪能する時間はあったのですが、私のちょっとぼんやりは小1時間くらいかかるもので…。でもまた来たいと少し後ろ髪引かれるくらいがいいのかも。

観光案内所で本土最南端到達証明書を購入

駐車場のある観光案内所で本土最南端到達証明書を購入しました。(1枚300円)

はるばる南の端まで来たぞという気分に浸れます。

日本本土四極到達証明書は、観光案内所で無料でもらえます。

こちらは日本本土四極(他に北海道宗谷岬、北海道納沙布岬、長崎神崎鼻)でももらえ、4枚合わせて裏返すと…

このように日本本土四極踏破証明書となります。

これもまた達成感ありです。2巡目もやりたくなってしまいます。

さてバスは定刻11:40に出発。お昼を食べる伊座敷商店街へと向かいます。

(後編に続く)

後編はこちらから↓↓

少し大変だったけどレンタサイクルで雄川の滝に行った時のブログはこちら

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