中長距離フェリーの最大の良さって、電波もロクに繋がらないから特にやることもなく、好きな時に寝て起きて、海を見ながら風呂に入って酒を呑んでひたすらダラダラすることではないですか。
このブログは船内で食べたものや過ごし方を中心に日記風に2泊3日を綴りました。オーシャン東九フェリーの乗り方(予約方法や送迎、船内設備、少し安く乗る方法等)や注意点については下記のブログに詳しくまとめたのでそちらをご覧ください。
(旅行時期 2020年10月)
スケジュール
フェリーの運航スケジュールは曜日によって違います。この日は木曜日でした。
■送迎(行き)※予約不要 | ||
JR門司駅発 | 1日目 | 17:50 |
新門司港(オーシャン東九フェリー)到着 | 1日目 | 18:15 |
■フェリー | ||
乗船手続き開始 | ||
乗船開始 | 1日目 | 18:30 |
(北九州)新門司港出発 | 1日目 | 19:00 |
徳島港到着 | 2日目 | 9:20 |
徳島港出航 | 2日目 | 11:20 |
(東京)有明港到着 | 3日目 | 5:30 |
■送迎(帰り)※2021年12月より路線バスあり | ||
東京港 | 3日目 | 5:45 |
りんかい線国際展示場駅 | 3日目 | 5:50頃 |
1日目
JR門司駅からの送迎
福岡の旅も終わり、最後は北九州から東京まで2泊3日かけてフェリーで帰ります。フェリーが出るのは新門司港。どこにあるのか謎だったのですが、予測していたJR門司港駅近くではないらしく、地図で見たらJRの走っていない逆側の海沿い。こんなところにどうやって行くのだろうと思って公式サイトをよく調べたら送迎があるらしい。
公式サイトには「ご利用のお客様は上記出発時間までに門司駅3階改札口脇の待合コーナーまでお越しください」と。予約は不要。
ちょっとトイレに行った隙に送迎の人が来てしまい、悲しくも置いて行かれるということがないように、駅の待合コーナーで周りによく目を凝らしながら時間まで待っていたのでした。
さらに公式サイトには「門司港駅でなくJR門司駅です」と赤字で注意書きがあり、相当な人が送迎の待合場所となる駅を間違えたんでしょうね。ここは門司駅、まさか間違っていないよなと何度も確認したりしました。
送迎車の出発時間は17:50(曜日によって時間が違うので注意)。5分前になるとおもむろにタクシー運転士と言う体の人が現れ、「徳島・東京お客様お迎え」と書かれたオーシャン東九フェリーの黄色い垂れ幕を広げ始めました。
小走りに駆け寄り「乗ります。東京まで予約しています。楽しみにしていました」と告げる必要のない自分の今の気持ちまで伝えてしまい、その後の運転士さんのあまりに落ち着いた口調での「オーシャン東九フェリーですか?はい320円です」という言葉にかなりの温度差を感じました。まあ運転士さんの温度が正常です。
送迎料金の320円を払い、チケットを受け取りました。
私の他にもう1名がチケットを買いました。送迎車に乗るのは2名です。
門司駅から新門司港へ
時間になるとタクシー運転士風の方について送迎車に向かいます。
普通にタクシーが待っていました。
この係の人はタクシー運転士風の人ではなく、普通にタクシーの運転士さんだったようです。
もう1人の見ず知らずの乗客の人と2人でタクシーの後方座席に座りました。バスでもなく狭いタクシー車内なのに、運転士さんも含めて誰もひと言もしゃべらず、重苦しい空気を乗せたまま25分ほどで新門司港にあるオーシャン東九フェリータミナルに着きました。
乗車中に運転士さんが遅刻した人のためにもう1回門司駅に向かってくれと無線連絡を受けていたので、送迎時間の遅刻にも割と寛大な対応をするのかもしれません。送迎の人数が多かった場合もその場で台数を増やしたり、柔軟に対応しているのでしょう。(遅刻しても320円で乗せてくれるのかは不明。普通にタクシー運賃になるのではと予想)
新門司港からは大阪方面に行く名門大洋フェリーや阪九フェリーも発着しているけど、会社ごとにフェリーターミナルがあり、しかもそれぞれまあまあ離れているらしいです。いや、同じ新門司港だったら送迎バスがある名門大洋フェリーに便乗すればいいのかもと一瞬考えてしまったのですが…(結局時間も合わないし、場所も離れているのであれば無理だし、旅行者精神に反するのでやってはならん)
乗船手続き
オーシャン東九フェリーのターミナルに着いて最初にやるのは乗船手続き。2階にありますが小さなターミナルなのですぐ分かりました。今回はGOTO期間なので、適用が受けられるよう公式サイトから通常料金でWEB予約済み、STAYNAVIでGOTO割引手続き、当日窓口で割引された料金を支払うという完ぺきな手順を踏んだはず。
ちなみに今回の乗船料(新門司港→東京港、2等洋室)
通常料金17,340円 → GOTO割引で11,280円 + 地域共通クーポン3枚
今回はGOTOという特別事情があったけど、通常2日前までなら公式サイトからWEB予約ができ、当日は窓口でフルネームを伝えて乗船券(と個室利用なら鍵)を受け取るだけです。WEB予約をして事前クレジット決済をすると1人1,000円割引になるし、公式サイトからの予約だと前日までキャンセル料が不要なので1番楽なのではと思います。
直前になってしまってWEB予約できる期間が過ぎてしまった場合は電話予約(平日の10時~15時)、休日等で電話予約ができなくても当日窓口で乗船券を購入すれば徒歩乗船の人であれば恐らくは乗れるはず。その場合は窓口に置いてある乗船申込書に必要事項を記入して提出する必要があります。
福岡での心残り、そう博多通りもんを買い忘れたということ。フェリーターミナルに簡単な売店くらいあるよなと高を括っていましたが、飲み物とタバコの自販機以外はなく、本当に何もなく、博多に行ったのに通りもんをお土産に買えずに帰るという事態に。
いや何もないというのは言い過ぎ、ゲームコーナーだけは充実していました。小さなフェリーターミナルでも大抵はある展望ルーム的なものもありませんでした。シンプルフェリーだし、旅客はやはりおまけみたいなものなのかもしれません。フェリーに乗って楽しく旅行してくださ~い旅行者のみなさんどんどんどうぞ~というのではなく、物流がメインなのに旅行者も乗せてくださってありがとうございますとこちらが言う感じなのでしょうか。
おみやげは博多で買うのが1番いいですが、北九州に来てしまってからならJR小倉駅の在来線の改札内に駅弁や博多通りもんなどの土産が売っています。私は小倉駅で駅弁は買ったのに通りもんを買わなかったんですよね。レトロな駅舎が有名な観光駅、門司港駅にも行くのでそこで買おうと思っていたら、おみやげは駅構内のファミマに少しあるくらい。通りもんはなし。観光に特化した駅だと思っていたのでこれは意外でした。
そうそう、乗船手続きした時にマスクくれたのよね。マスクが不足していた時期だったのですごく嬉しかった。
乗船開始
夕方18:30に徒歩乗船者の乗船開始。結構ギリギリにならないと乗れないんだなという印象。
乗船してすぐに寝床のセット、そして船内をぐるぐると散策して全体像を把握。19:00定刻にフェリーが出航しました。
2泊3日の寝床(2等相部屋)
オーシャン東九フェリーはシンプルフェリーのため豪華な客室はありません。個室も写真を見る限りシンプルな造りみたいだけど、窓から海が見えるのはいいな。私の予約した2等船室は窓はないですが、プライバシーに配慮した造りになっているので個室でなくても十分な感じ。
ちなみに予約時は特に指定はなかったけど、乗船券に記載の客室に来てみると婦人専用室でした。そして相部屋だけど他に乗客はいなくて快適快適。今回GOTO期間で混雑しているかと思いきや、2等は使ってない部屋も結構あったので、余程の混雑がない限りは2等相部屋といっても男女別になるのでは。
2段ベッドになっているけどカーテンもあるので人権は守られる。
ゴロゴロするには十分な広さ。シーツやまくらカバーは自分でセットします。
個室も含めて、タオル、バスタオル、歯ブラシ、寝巻、スリッパの設置はなし。寝巻以外は自販機や受付で売っているのでいいとして、ゴロゴロできるような楽な服がいりますね。私はトレーナーとユニクロのステテコ、持参のビーチサンダルで過ごしていました。
枕元にコンセント1つ、照明、小物入れ。
部屋には貴重品を管理するロッカーなどはないので、受付近くの貴重品ロッカー(100円返却式、財布やスマホ程度を入れる大きさ)へ。私は小さいバッグに貴重品を入れて常に持ち歩いていました。もう少し大きいロッカーもあり(有料、大200円、小100円)
ゴロゴロするには快適なんだけど、ここにいるとスマホは圏外なことが多かった。船内にWi-Fiはなくて、陸から離れた場所だとどこにいても繋がらないけれど、受付やオーシャンラウンジ(自販機のある食事スペース)に行くと少しはマシなのでは。
初日の夕飯は駅弁を持ち込み
レストランがないというのは知っていたので、この日の夕飯はJR小倉駅で買っておいた北九州駅弁の二段幕の内(かしわ飯)を食べました。北九州駅弁は明治24年に創業した九州で1番歴史のある駅弁屋さん。美味しい!
食後はまた船内をうろうろしつつ、受付でグッズを購入。タオルハンカチとキーホルダー、ポストカード。
このキーホルダー、シンプル過ぎる!こういうの嫌いじゃない。
少し寝るべし。せっかくなので好きな時に寝て好きな時に起きよう。
21時ごろに起きて、洗濯乾燥機に洗濯ものを放りこむ。洗濯乾燥機は2台しかなく、そんなに乗客はいないけど風呂の後は洗濯したい人が結構いて20時台は空いてなかったです。
お楽しみの風呂
洗濯をしている間に展望風呂へ。誰もいなかったのでのんびりと。24時間好きな時に入れます。
洗い場は隣との仕切りがしっかり付いているタイプ。置いてあるのがリンスインシャンプーだったので持参したものを使いました。ボディーソープもあり。
タオル、シャンプーリンスセット、基礎化粧品セットなどは自販機で売っています。バスタオルも受付で販売(500円)お金さえ出せば手ぶらで乗っても必要なものは買える。
湯船も広々。明るい時間帯は海を眺めながら風呂に入ることができて、まさにフェリーの醍醐味。これにサウナと水風呂があれば完璧なのにな。他に娯楽などいらないのにと思ったり。
見ず知らずの人と風呂に入るのが憚れる人は、同じく24時間利用可能なシャワー室もある。
ちょっと気になるのはドライヤーが威力の弱いやつだった。
風呂から出てデッキに出てみようかなと思ったけど、夜間は出ないようにと注意書きがありました。夜の海って怖いし、明日の日の出に期待しよう。
22時、洗濯物をたたんでいると「夜間照明に切り替えます」というアナウンスが。廊下は照度を落とした照明に変わり、オーシャンプラザとリラクゼーションスペースのテレビもスイッチがオフとなりました。私1人しかいない相部屋の2等洋室には、女性の係員の方が来て共用通路の電気を消してくれました。
スマホは圏外なので見ることもなく、本を読みながらも旅の疲れもあって早めに寝てしまいました。
2日目
寝坊して日の出を見逃す
フェリーで朝を迎える時の楽しみのひとつ、海に昇る朝日を眺めること。確かに昨日は早く寝たし、日の出の時間(6:07)も確認したのに、起きたら朝の8時30分でした。朝が弱いので予測できた事態でしたね。次乗る時は早起きせねば。
気を取り直して歯磨きと洗顔。今日は明るいうちに風呂に入ってだらだらする予定なので化粧はせず。そして朝ごはんを。これも前日に小倉駅などで買ったものです。
朝の散歩としてデッキに出てみました。この時9時頃で、9時30分に徳島港入港予定だったのですが、どっかの橋が見えていました。地図で調べたら阿波しらさぎ大橋という吉野川に架かる橋のよう。東京港から徳島港までのフェリーは10年以上前に乗ったことがあるのですが、全然記憶にないのでまた徳島港で降りてみたいなあ。ちなみに徳島港で2時間停泊しますが、東京まで行く乗客は買い物などで降りることはできません。ペットのお散歩だけはいいんだって。(ペットと一緒に泊まれる個室があって船内でワンちゃんを見かけた)
徳島港に途中寄港
定刻に徳島港入港。
オーシャンプラザの窓際カウンター席の真下が車両の乗船口で、どんどんトラックが乗り込んで来るのが楽しくてずっと見ていました。徳島港では乗客10人くらいが降りて、15人くらいが乗ってきました。車利用のご夫婦や家族連れが多く、みんな個室に入って行きました。
そういえばこんだけトラックが乗り込んで来るので運転士さんも相当数いるはずで、エントランスホールで自販機のご飯を食べてるのは時々見かけるだけど、その後は一般立ち入り禁止の扉内に消えていくのでした。運転士さん専用エリアがどこかにあるんでしょうね。フェリーの全体像はよく分からず。
この日スマホが圏外じゃなかったのが、この徳島港停泊中の2時間とその後の紀伊半島の近くを航海中の2時間くらいだけ。夫にラインで軽く状況を知らせたりSNSを見たりしました。まあ私はそんなに電波がなくても困らず、たまにはこんな生活もいいかなと思える。まあたまにだったら。
食べたり飲んだり眠ったり
徳島港を11時30分に出航。そろそろ午前中のおやつをいただきます。自販機で買った冷凍みかんならぬむかん(300円)。皮をむいて凍らせているのでそのまま食べられて便利。ツイッターかなんかで見たことあるんだけど、ここで初めて出会ったわ。甘くて美味しい。
そしてこれはお昼ご飯ね。冷凍自販機からミートソース(セール中400円)。味は一般的な冷凍食品だけどちょい量が少なめ。ちょこちょこといろいろ食べられるからいいか。
食べて少し休んだら風呂だ。昨日の夜もそうだったけど昼の風呂も他に誰もいなくて独り占めできました。せっかく24時間好きな時に風呂に入れるのでサウナと水風呂があれば完璧なんだけどと思いながらも、それは贅沢かと思い直す。
そして風呂上りには缶ビール(250円)。つまみはスモークチーズ(150円)と鶏の七輪炭火焼(250円)。どれも船内自販機で購入しました。風呂上りの1杯はうまい!しかも昼から飲むのは最高。
そしてしばし自分のベッドで昼寝を。
デッキに出て海を堪能
暇さえあればまたデッキに出る。紀伊半島に沿ってフェリーは進み、これは潮岬辺り。これは串本大橋なのか。
このフェリーのいいところのひとつ、デッキのフェンスが高いこと。高所恐怖症の私でも安心してフェンスに近付ける。
むむ。どのフェリーだか忘れたけど下船の時に乗客が1人足りないというニュースを聞いたことがあるな…。
船内でお気に入りの場所
気に入ってよくいた場所がフォアードロビー。フェリーの進行方向側が窓になっていて海が見えることと、冷凍自販機があるエントランスホールからは離れていてあまり人が来なかった。
あとはここリラクゼーションスペース。テーブル付きのゆったりしたソファとテレビがある。ここもエントランスホールからは離れているせいかあまり人が来ない。(けどずっとここで寝てる人がいた)
2日目のおやつと夕飯
夕方、小腹が空いて徳島ラーメンのカップ麺(180円)を自販機で買ってみた。これは東京で見たことがない。徳島ラーメンって生卵のイメージだけど、ここでは手に入らないのが残念。
ベッドに戻って本を読みながら夕寝。気持ちが良い。
19時半頃起きて、本日2度目の風呂だ。ゆっくりと湯船につかって旅の疲れがすっかりと取れました。よしよし。風呂上りにはまた缶ビールで1杯。
これが最後の食事になりました。21時に冷凍自販機でナムル5種ビビンバ丼(550円)やっぱちょっと量は少ないんだけど夜なのでいいか。
明日は早朝の到着のためか、昨日より早く21時30分に夜間照明に切り替わりました。急いで歯を磨いてベッドへ。おやすみなさい。
3日目
到着日の朝は慌ただしい
東京港到着は5時30分予定。4時50分になると女性係員が部屋をノックし、室内の照明を付けに来てくれました。結構大きめの声で「おはようございます!!!」と言っていたので、叩き起こす意味合いもあったと思う。おかげで起きられました。ありがとうございます。
5時になると船内放送で下船案内のアナウンスが。そしてまだ寝ぼけ眼の5時5分に再度女性係員が部屋に来て「下船の用意が出来ましたらオーシャンラウンジにお集まりください」と案内。えっ、到着は5時半でしょ。5時半に到着して、下船準備作業をしてからの下船でしょと呑気に構えていたのですが、急いで洗顔と歯磨きをするついでに外を見ると東京港が見えていました。そしてすでにオーシャンラウンジに荷物を持って下船を待つ人が。
5時半よりも全然早く5:15には着岸、なんと5:20には徒歩乗船者の下船が開始されました。ホント慌ただしい…。しかも一刻も早く下船して欲しいという係員の方々の気持ちが痛いくらいに伝わってくる。
人道橋を歩き、道なりに1階に降りると東京港フェリーターミナルの出入口に出ます。
東京港から東京駅へ路線バスが接続
※2021年12月より、東京港フェリーターミナルから東京駅行きの路線バスが運行開始しました。
到着したフェリーに接続しています。(予約不要)
※路線バス運行開始に伴い、送迎サービスは廃止となっています。(2021年12月より)
東京港フェリーターミナルはお台場エリアの先端にあります。路線バスはないので送迎サービス(210円)を利用しましたけど、これは船内で予約が必要。2日目の13時まで予約可能ですが、先着9名で締め切るので利用予定の方は早めに受付で予約を。りんかい線の国際展示場駅まで送迎車で約5分です。
これが送迎車。この日は9人定員のうち8人乗っていた。1,2名かなと思っていたので意外。
最寄駅はゆりかもめ東京ビッグサイト駅で、東京港から1.7㎞なので歩けないこともない。巨大倉庫街を歩くことになるけど歩道もしっかりとあって危険な感じではないです。(1度歩いたことがある)
この送迎車でたまたまお隣だった上品な年配の男性、話によると御年84歳で1人旅だそう。デッキではご自身で解説をしながら動画を撮られていたし、何歳になっても船旅を楽しんでらしていいなあと思ってしまった。過去にはクルーズ船での世界一周旅行に行かれたと楽しそうに話してらして、お話を聞いていてこちらも楽しい気分になりました。時期が時期のため海外には気軽に行けないけれど、早く疫病が収まってクルーズ船の旅をまた楽しんで欲しいなと思いました。
あとは家に帰るだけ
5:45に東京港を出て5分ほどで国際展示場駅に着きました。りんかい線の始発は大崎方面5:44、新木場方面が5:29なのですでに動いていた。
東京港は東京といってもかなり端の方ですけど、国際展示場駅から埼京線の直通運転(早朝はないけど)に乗れば新宿まで30分ほど。大宮まで行っても1時間くらいで着くのでそこまで不便な場所ではないのでは。横須賀やましてや大洗から帰るとすると「ここからまたひと旅」という感じだけど、都内に着くのはすごく楽。
まとめ(持って行くといいもの)
2泊3日、36時間の船旅はなかなか楽しい体験でした。それほど混んでない船内、好きな時に食べて飲んで風呂に入って寝る。そして何度でも見られる広大な海。レストランはないけどこんなに各種自販機が揃っている場所も珍しいのでは。
絶対に持っていかないといけないもの、それは現金。船内では何でも売っているけれど使えるのは現金のみ。途中で徳島港に寄港するけど途中下船は許可されないのでATMに寄ることもできません。
あとは何でも買えるけど、個室も含めてタオルや寝巻等の用意がないので、船内で寛ぐための服(パジャマになるもの)とスリッパ(ビーサンでも。使い捨てスリッパなら船内でも売っている)があると楽。タオル類も売っているのは薄っぺらいやつなのでスポーツタオルみたいなものを持っていくといいかもしれません。
Wi-Fiもなくて電波が繋がらない区間が長いのでスマホから離れられるのもいい経験。ただ、暇を持て余すので本や映画をダウンロードしておくといいと思います。個室にはテレビがあるけど映るのはBS放送のみ。サウナと水風呂があれば風呂三昧もいいんだけど、大浴場しかないので長湯にも限界が。私は酒を呑んでぼんやりしたり好きな時に寝たりするのが楽しかったけど、人によっては何かしらの娯楽の用意は必要かもしれません。
3日目は早朝に下船するので実質食事は4食。自販機が豊富なので飽きないとは思うけど、ちょっと味気ないかなと思わなくもない。持ち込みも可能なので1食くらいはお弁当とかテイクアウトとか、小倉あたりの美味しいパン屋さんのパンやサラダ、チーズなどを持ち込むと充実するかもしれません。
その他の詳しい注意点や乗り方などはこちらのブログに書きましたので必要な方は見てください。それではよい旅を!
旅行時期2020年10月(おわり)