2024年8月に運航再開した国際貨客船、イースタンドリーム号に乗船しました。ロシアのウラジオストックから韓国の東海(トンヘ)を経由し、鳥取県の境港を結ぶ週1便の航路です。今回乗船したのは東海から境港で、どんな感じだったかを記録としてまとめておこうと思います。
2024年10月現在の情報となります。実際に旅行される際は最新情報をご確認ください。
運航スケジュール
ウラジオストック | →東海(韓国)→ | 境港 |
---|---|---|
水曜 | 木曜 | 金曜 |
13:00発 | 11:00着 18:00発 | 9:00着 |
境港 | →東海(韓国)→ | ウラジオストック |
---|---|---|
土曜 | 日曜 | 月曜 |
18:00発 | 9:00着 15:00発 | 13:00着 |
※2024年10月現在の運行スケジュールです。
今回は韓国の東海から境港の区間を乗船しました。
週1便の運航なので、なかなか往復で乗るのはスケジュール的に難しかったです。また、スケジュール変更や運休などもあるため、事前にトゥウォン商船の公式サイトや日本事務所(境港)によく確認してからスケジュールを立てた方がいいと思います。
イースタンドリーム号は、元々は鹿児島と那覇を結ぶマリックスラインが運航していたクイーンコーラルというフェリーで、2008年に引退しました。その後、韓国の船会社に売却され、2020年から現在のトゥウォン商船が買船し運航を行っています。なので大浴場(湯はない)や100Vの日本式のコンセントだったりと名残がありました。
予約について
運航会社は韓国のトゥウォン商船です。調べてみると、トゥウォン商船の日本法人事務所が境港市にあるとのことで、境港市の公式サイトに電話番号が書かれていました。問い合わせてみた所、電話とその後のメールでスムーズに予約ができました。全て日本語でOK。
電話で予約したい旨を伝え、その後メールで乗船日や希望の客室、連絡先などの情報とパスポートのコピーを送付します。運賃を銀行振り込み(日本国内の銀行)すると、e-Ticketがメールで送られてきます。
送られてきたe-Ticket。今回は1番安いエコノミーにして21,300円(諸税等込み総額)でしたが、プロモーション価格らしく本来は25,000円くらいです。
■境港市の公式サイト(ドゥウォン商船の日本事務所の情報)
■ドゥウォン商船の公式サイト(運航スケジュール、運賃等)韓国語・英語
東海港(トンヘポート)へのアクセス
鉄道の東海駅から徒歩10分くらいと近いです。私は時間の関係で鉄道は利用せず、釜山から市外バスで東海公営バスターミナルへ行き、そこから路線バスで東海港国際旅客ターミナルまで行きました。
釜山からの移動については、こちらのブログ記事にまとめました。
当日のタイムスケジュール
行先 | 出発 | 到着 |
---|---|---|
東海→境港 | 18:00 | 翌9:00 |
上記の予定でしたが、今回は3時間遅れでした。
ゲート開門 | 16:00頃 |
チェックイン開始 | 16:00 |
チェックイン締切 | 17:30 |
出国審査 | 16:30 |
乗船開始 | 16:30 |
出港 | 18:00 |
今回は大幅な遅れがあったのですが、元々のスケジュールはこのような感じです。
フェリーターミナルのゲートがギリギリに開くので、敷地の外で待っているしかなく、駅周辺で時間調整をする必要がありました。
乗船レポート
フェリーターミナルを確認
釜山より市外バスに乗って東海公営バスターミナルに着いたのが昼前。まずはフェリーターミナルを確認して安心することにしました。バスターミナルからフェリーターミナルへは6㎞ほど離れていて、路線バスで20分くらいかかりました。
ただ、KORAIL(鉄道)の東海駅からは徒歩10分くらいと近いです。時間に余裕があれば釜山やソウルなどから鉄道で東海へ来た方がわかりやすいように思います。(本数は少ないみたい)
道路標識に日本語!ありがたい。
駅から道なりにまっすぐ歩いて来て突き当りにある第3ゲート。このゲートを入ってすぐの所に旅客ターミナルがあります。路線バスの停留所「東海港・Donghae Port」もこのゲートの近くにあります。
お昼の時点ではゲートが閉まっていました。この時はまだフェリーの遅延を知りません。ウラジオストックからのフェリーは11時に到着済みのはずなのにフェリーも見えず、ゲートも閉まっているので「本当にこのゲートなのか??」と若干疑問を持ちつつ、とりあえず駅まで行って時間調整をすることにしました。
時間調整できる場所
まずは東海駅。小さな駅ですが、駅構内には椅子がたくさんあり、小さな売店や清潔なトイレもあります。
駅前のカフェ。電源もありました。
お店の人が明るい人で日本語で挨拶をしてくれました。
駅前にはそれなりに食べる所もありました。私が入ったのは1番左のカルグクス屋さん。緑の看板のお店です。
右のKAZAKHSTANと書かれたお店はロシア料理店のようです。
カルグクスはうどんですね。具材は鶏肉とじゃがいも、海苔など。優しい味わいで美味しかったです。
駅近くにもそこそこ店がありますが、所詮ここは町の外れ。バスターミナルから路線バスに乗っている途中に賑わっているエリアがあったので、気力があればそちらまで行くのも楽しいかもしれないです。Googleを見ていたら街中に鍾乳洞と書かれた場所があったり、お店の数もあきらかに多いので。駅前にはタクシーもたくさん待機しています。
旅客ターミナルへ
15時半に旅客ターミナルに行ってみました。本来の出航時間の2時間半前ですが、まだゲートは開いていません。
e-Ticketには「遅くても出航の3時間前には旅客ターミナルに到着していてください」と書かれています。でもまあチェックイン開始は16時と書かれているのでまだ余裕。ですけどウラジオストックからとっくに到着しているはずのフェリーの姿が見えないので、さすがの私ももしやこのゲートじゃないのかなと思い始めました。
Googleを見ると徒歩10分くらいの場所に別のゲート(第4ゲート)があるようで、行ってみることに。そこはトラックなどが出入りするゲートで、常駐していた係員に聞いてみるとさっきの第3ゲートで合っているそう。そして開門は16時とのことでした。まあ良い運動になりました。
16時にゲートが開きました。
入ってすぐの場所にある旅客ターミナル。
小さなターミナルなのでチェックインカウンターはすぐにわかりました。うろうろしてると係員の方が声を掛けてくれて、まだウラジオストックからのフェリーが到着しておらず、出港は21時になると教えてもらいました。まあ欠航にならないのであればOK。
良く見たら入口とチェックインカウンターに遅延をお知らせする張り紙があり、トゥウォン商船の公式サイトにもアップされていました。私はSIMを入れ替えていたので気付きませんでしたが、日本のトゥウォン商船の事務所から電話を入れてくれていたみたい。
旅客ターミナル内にはコンセントや無料Wi-Fiもあります。あとで書きますけど、フェリーのベッド周りにはコンセントがないので、なるべく充電をしておいた方がいいと思います。(充電コーナーみたいなのはある)
座る場所はたくさんありました。
ターミナル内にある小さな売店。17時頃にオープンしました。
お菓子やドリンク類、おみやげなどが少し。端のブースでは両替もできるようです。船内はウォンとドルしか使えませんが、クレジットカード利用可能なので特に現金を用意する必要はありませんでした。
売店では心もとないので、ターミナルのすぐ向かいにあるGS25というコンビニで買い出し。
大好きバナナウユ。見たことないばかでかヤクルトもどきと果肉入り桃アイス。1番美味しかったのは韓国カルビーのチーズ入りハニーバターチップス!
17時半にウラジオストックからフェリーが到着しました。乗客は結構乗っているみたいでデッキに30人以上が見えました。
チェックイン
チェックイン | |
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予定 | 16:00~17:30 |
今回 | 19:10~ |
19時過ぎに窓口が2つ開きました。そもそも乗客が10人くらいしかいないので並ぶほどではありませんでした。
e-Ticketはプリントしていませんでしたが提示を求められることはなく、パスポートを見せるだけでチケットが発券されました。
私は今回荷物が少ないので詳しく分かりませんが、乗船のタラップがすごく簡単な感じで自分で運べないためか、大きな荷物はチェックイン時の預け入れになるみたいでした。自転車の人も自分では運び込みはせず、係の人がどこかへ運んでいきました。
出国手続き
出国審査 | |
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予定 | 16:30 |
今回 | 19:55~ |
チェックインカウンターのすぐ横に出国手続きの入口があります。20時少し前になるとドアが開きました。
保安検査、出国審査はとても簡単でした。荷物や上着をX線検査装置に通し、出国審査は何も聞かれずに10秒ほどで終わります。ボディチェックはありませんでした。
乗船
出国審査を通過したら、待つことなくそのまま乗船となりました。
無事乗船出来てよかったです。
でもタラップがすごく簡単なもので、ぐらぐら揺れるので高所恐怖症的にとても怖かったです。
エコノミーの客室へ
3階 | 大浴場、客室 |
2階 | インフォメーション、食堂、売店、客室 |
1階 | 乗下船口、シャワー室、客室 |
乗船口は1階にあり、乗船してチケットを見せると、片言の日本語で「2階です」と教えてくれました。
フェリー自体は古いのですが、アート的要素が強くて荘厳な雰囲気でお出迎え。
チケットに2301と部屋番号の記載があり、行ってみると72人部屋でした。
男女別にはなっていないのですが、グループごとにまとまってベッドが指定されていて、私の周りのベッドには誰もいませんでした。
ベッドの向かいの壁に1人1個の荷物掛けがあります。
ものすごく簡素なベッド。
国内フェリーで甘やかされている身としては、コンセントが各ベッドにないのが地味に不便でした。ベッド内の設備は照明だけ。シーツ1枚、毛布、枕が用意されています。
カーテンはあるのですが、上部にかなり隙間があるので着替えは大浴場やシャワー室に行く必要がありました。でもまあプライバシーはなんとか保たれるので。
インフォメーション(2階)
食券販売やWi-Fi(有料)の申し込みなど、その他わからないことがあればこちらへ。
係員に日本人はいません。インフォメーションにいたのは韓国(多い)とロシア(1人)の人だと思いますが、韓国の人は英語と片言の日本語が通じました。
夕食(2階)
予定 | 17:45~19:00 |
今回 | 20:20~ |
20:20頃になると船内放送で何やら案内がありました。放送はロシア語と韓国語のみなので内容はわからず、周りの動きを見て食堂へと向かいました。
食堂の近くにあるインフォメーションでチケットを購入します。ウォンかドルしか使えないのですが、クレジットカード利用可能なので特に不便はありませんでした。
案内掲示にはビュッフェスタイルで15,000₩と書かれていますが、この日のメニューはビビンパのみで12,000₩(≒1,300円)でした。
食券を渡して好きな席に座ります。ビビンパ以外はセルフコーナーから自由に取ります。
韓国国内の食堂で食べるほどではないにせよ、ビビンパはそこそこ美味しいですし、セルフでサラダやスープなども用意されているのでボリューム感があって満足できました。緑色のドリンクは青りんごジュースみたいな甘いやつ。
ラップみたいな音楽が軽快に流れる中での食事。内装もカラフルでキラキラ。
出港
予定 | 18:00 |
今回 | 20:50(アナウンスは21:00) |
20:50頃、夕飯を食べている途中に何の案内もなく出港していました。しかもアナウンスされていた予定より早く。
食べ終わってから急いでデッキへ。さようなら韓国。今度はゆっくり来ます。
大浴場(3階)とシャワー室(1階)
大浴場 | 6時~24時まで |
船内に日本語の案内はほとんどないのですが、大浴場の案内は日本語併記ですね。朝6時~夜12時まで利用可能。
大浴場といっても湯船に湯は入っていませんでした。別の階にシャワー室があるので、この大浴場を利用する人はいるのか。今回は他に女性乗客は1人だけで、誰も来ないだろうと思ってここで広々とシャワーを浴びました。
石鹸が各シャワーの所にありますが、シャンプーやボディソープはなし。やや水圧が弱いもののお湯はすぐに出ました。
もともと日本の船なのでコンセントは100Vの日本仕様。ドライヤーもパナソニックの日本製でした。
シャワー室 | 24時間利用可 |
こちらは1階にあるシャワー室。ドライヤーは1台設置されていました。
シャワー室は4室ありました。石鹸などのアメニティは何もありません。脱衣所やロッカーは共用。
大浴場も同じなのですが、鍵のかからないロッカーしかないので貴重品の管理をしっかりとした方がいいです。
売店(2階)
インフォメーションの隣にあります。ウォンかドル払いのみ、現金の他にクレジットカード利用可。
お菓子や飲みもの、韓国のビール等が売られています。洗面用品セットみたいなのもありました。
風呂上りにアイス(確か2,000₩)を買いました。
朝食(2階)
朝食 | 6:45~8:00 |
料金 | 8,000₩(≒880円) |
朝7時前に館内放送がありました。韓国語とロシア語なのでわかりませんが、ざわざわしだしたので食堂に行ってみました。インフォメーションで支払いをして食堂へ。食券はありませんでした。
朝食はビュッフェでした。といってもそんなにメニューは多くなく、これ以外にはインスタントのスティックコーヒーがあったくらい。
夕飯の時は真っ暗でしたが、朝は海を見ながら食べられて最高の時間。
コンセントとWi-Fiについて
エコノミー客室にコンセントはないのですが、3階にコンセントコーナーがあります。日本式の100Vを変圧しているんでしょうか。そこに韓国式の差込口が接続されています。
でもここにスマホを放置するのも心配なので、シャワーを浴びている間だけ大浴場にある洗面台のコンセントを使わせてもらってしのぎました。コンセントコーナーを利用している人もいましたが、近くのベンチでずっと自分のスマホを監視している感じでした。
私は使いませんでしたが有料でWi-Fiがあるみたいです。
翌日は朝9時くらいには(到着3時間前)隠岐の島が見えてきて日本の電波が繋がったので、私は購入するほどではなかったです。30,000₩というと3,300円くらいするので。
その他の設備
売店の横に電子レンジが2台。使用時間は23:30までと書かれていました。
日本語も英語表記もなくて思わず翻訳アプリで確認したゴミ箱。なにげに困惑。
陰キャなので近付かないですがナイトクラブと書かれた場所がありました。中にカラオケルームもあるようです。
■トイレについて
ウォシュレットではないですが清潔な水洗トイレでした。トイレの洗面台には泡ハンドウォッシュが設置されていました。
鳥取県の特産品紹介コーナーがありました。
デッキが広くて楽しい
イースタンドリーム号はデッキが広くてベンチも多いので、海を見ながら静かに楽しく過ごしました。
乗客の中に日本語が堪能な韓国の方がいたのですが、「何時間もぼんやり海を見ているなんて日本人ならではの行動だとみんなが噂している」と教えてくれました。そうなのか(笑)
その後に是枝監督の映画を引き合いに出して、日本人はぼんやり景色を眺めているようでも心の動きを細かに感じて自分との会話を楽しんでいるんだと思いますと言ってくださったのですが、私の場合はただのぼんやりかもしれません。ごめん~。ちなみに韓国の人は効率を重視するので必要がない限りデッキには出ず、この時間は寝ているそうです。
9時くらいに隠岐の島が見えて来ました。日本の電波も入るように。
11時頃に島根半島の美保関灯台近くを通過。
11:40、入港予定の境夢みなとターミナルが見えてきました。
11:50、着岸しました。
日本入国の準備
日本に入国(帰国)する際、税関で携帯品・別送品申告書を提出する必要があります。用紙はインフォメーション向いの地図の前にあります。乗船中、忘れないうちに用意しておくといいと思います。
境港は電子申告(Visit Japan Web)には対応していません。
下船と入国
またあの簡単なタラップを降り、下船時は5人くらいが一斉にタラップを利用したのでさらに揺れて怖かったです。
そしてターミナルへ。
ここからが長かった。入国審査は日本人、外国人ともに同じレーン。それはすぐ通過したのですが、税関で止められました。
ウラジオストックから来るフェリーということもあり、荷物を全部広げられ、女性職員による念入りなボディチェック。ここまでの詳しい行程やなぜわざわざこのフェリーに乗ったのか、韓国で何か預かっていないかなど詳細を聞かれました。夜に釜山に入国して観光もせず翌日に東海から出国、しかもお土産もなしなので。
フェリーが好きでまだ乗ったことがなかったイースタンドリームに乗りに来たと言ったら、本当にフェリー好きなのか確認するために今まで乗ったフェリーや感想まで聞かれましたが、逆に嬉しくなってぺらぺらと思い出を話していたら開放されました。
境港ではなくSAKAIという帰国スタンプでした。
無料の乗合タクシーで境港駅へ
境夢みなとターミナルに外国人向けの観光案内ブースが出ていて、イースタンドリームの乗客向けにJR境港駅まで無料の乗合タクシーがあると教えてもらいました。(予約不要)
通常は9:30と10:00の2便ですが、船の遅延に合わせてこの日は12:30と13:00の2便でした。1便には5人くらい乗っていましたが、2便は私1人でした。8人乗りなので、1便に乗りたい人はターミナル出入口横にある乗り場に直行した方がいいと思います。
■米子空港へ行く場合
米子空港までは3.5㎞くらい。境港駅まで無料の乗合タクシーで行き、JR境線で米子空港駅まで行くと安い(運賃190円)ですが、列車の本数は1時間に1本程度です。ターミナルから普通にタクシーを使った方が早いと思います。
まとめと感想など
人が少ないフェリー最高。そしてデッキが広くてぼんやりできるのが良かったです。あと行ったことのない場所に行くのが大好きなのでトンヘに行く機会ができて本当に楽しかったです。
運賃はよっぽど飛行機の方が安いとは思いますが、日本と韓国を結ぶ船のルートとしてはそこまでメジャーでもなく、フェリー好きな人には楽しいと思います。あとご飯が意外と美味しかったです。
ただ古い船ということもあり、休息に必要な設備はあまり充実していませんでした。ベッドは合宿所のような感じで、そんなにクッション性もない床にシーツだけ敷いて寝る感じ。コンセントもなかったので、もう少しベッド周りが充実するといいですね。贅沢を言えばベッドにマットと大浴場に湯が入って欲しいですが。(ベッドに関しては部屋のランクを上げれば解決するとは思います)
■あるとよい物
・洗面風呂用具とタオル(アメニティが大浴場の石鹸のみ。売店でも買えるみたい)
・ワイヤーや南京錠など(荷物の防犯対策、ロッカーがないため)
・羽織るものなど(掛布団代わりに。カバーなしの毛布を使うのが嫌だった)
・ビーサン(風呂など船内移動用、使い捨てスリッパだと食堂に行きづらい)
・酔い止め薬(私は飲まなかったですが酔いやすい人は)
・予備のスマホ充電用バッテリー(ベッド周りにコンセントなし)
■貴重品の管理について
今回は1番安いドミトリータイプの部屋でしたが、風呂も含めて鍵付きロッカーはないので貴重品の管理には気を付けました。パスポートやスマホ、財布などの貴重品は小さな斜め掛けバッグに入れて常に持ち歩き、風呂の時もビニールに入れて浴室まで持ち込みました。
メインの荷物はキャリーケースではなくリュックだったのですが、リュックのファスナー部分に南京錠で鍵をかけ、ワイヤーでリュックとベッドのはしご部分をくくりつけるようにしました。韓国ー日本航路なので治安は悪くないと思いますが、自身がベッドを離れていることも多く、ドミトリーは誰でも出入りできるので。
■船内でのお金について
船内のレストランや売店では韓国ウォンとドルしか使えません。ですがクレジットカードが使えるので現金を用意する必要はありませんでした。自販機もありません。(日本時代の名残かもしれませんが日本円しか使えないドリンク自販機が2台あり、故障中の張り紙がされていました。)
■船内での言葉の問題
船内放送が韓国語とロシア語だけなので内容がわかりませんでした。ただ、インフォメーションにいる韓国人係員たちは英語と片言の日本語が通じますし、顔を見ると日本語で挨拶してくれるなど親切なので、特に困ることはありませんでした。
■船の揺れは
そもそもウラジオストックからの入港が遅れた理由が強風だったのですが、出港の頃にはやや落ち着き、波高は1.5~2mとなっていました。翌朝はさらに波が穏やかになったので、あまり揺れるという感じはなかったです。人によって感じ方が違うので参考までに。
POPなイラストが船内にたくさんありました。
それでは楽しい旅を。