【空港送迎バスあり】成田空港温泉 空の湯 カプセルホテル宿泊記

千葉県
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成田空港から無料送迎バスで10分の場所に、天然温泉の温浴施設「成田空港温泉 空の湯」があります。カプセルホテルと仮眠室(現在は夜間閉鎖中)が併設されていて宿泊が可能なことと、早朝に無料送迎バスの運行があるので、早朝発のフライトに使い勝手が良いのではと試しに泊まってみました。

※2023年12月時点の情報です。利用の際は公式サイト等で最新の情報をご確認ください。

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宿のざっくりまとめ

2023年7月より営業時間延長と公式サイトに告知あり

風呂10:00~23:45(最終入館23:15)

カプセル最終チェックイン 24:00
宿泊者は早朝の内湯利用可(朝5:00~7:45)

※例の疫病の影響で通常営業に戻っていません(2023年12月現在)

宿泊料(素泊まり、入浴料込み) 5,000円程度

形態温浴施設内カプセルホテル
チェックイン17:00~24:0011:00より入浴可
チェックアウト9:00
大浴場空の湯(温泉)11:00~23:45
朝風呂5:00~7:45(内風呂人口温泉のみ)宿泊者のみ
食事処レストラン、カフェあり
朝食営業休止中
空港送迎バスあり(無料)T2,T3発着
2023年12月現在
嬉しい

・空港への無料送迎バス

・空港周辺としては比較的安価で宿泊できる

・飛行機を見ながらの温泉露天風呂

・カプセルルームが男女別(入室ロックあり)

・施設がとても新しい

気になる

・持ち込みによる施設内飲食不可

※以下は例の疫病の影響なので、そのうち状況が変わると思います。

・仮眠室が夜間閉鎖中(再開されれば安く夜明かしできる)

アクセス

空港送迎バス

第2ターミナルから空の湯まで無料送迎バスが運行しています。

第3ターミナルの発着は朝のみ
・第1ターミナルからの発着はなし

◆空港→空の湯(朝5時台~22:40、1時間に1~2本)

約5分約10分
※朝のみ第3ターミナル第2ターミナル空の湯
27番バス停23ーB番バス停

◆空の湯→空港(5:00~22:30、1時間に1~2本)

約10分約5分
空の湯※朝のみ第3ターミナル第2ターミナル

※必ず事前に公式サイトにて時刻を確認ください。

送迎バスはミニバス(コミュニティバスによくある感じ)で座席は少なめ。スーツケースの専用置場はなく、乗車時も自分で管理します。スーツケース込みで15~18人で満員になります。(予約不可、先着順)

第2ターミナルの乗り場(1階)

空の湯送迎バスの乗り場T2
空の湯送迎バスの乗り場T2

1階のターミナルビル前にバス停が並んでいます。23-Bというバス停から発車します。

第3ターミナルの乗り場(朝のみ)

T3バス停マップ
※2023年3月画像差し替え、バス停の配置と番号変更のため

第3ターミナルでは27番乗り場より発車。乗り場はT3の2階中央口から出て、ペデストリアンデッキを渡った先にあります。

第3ターミナルからの発着は朝だけです

空の湯の乗り場

空の湯の送迎バス乗り場

送迎バスの乗り場は、空の湯の入口近くのポスト脇です。

バスは先着順(予約不可)で、満席になると乗ることができないため、なるべく早めに並んでおいた方がいいと思います。この日は宿泊者も少なく混雑はなかったですが、早朝6時のバスは混むので、なるべく5時か5時半のバスに乗るようにという案内もありました。

その他の交通手段

◆芝山鉄道利用

芝山千代田駅(芝山鉄道)から空の湯へは徒歩5分くらいです。芝山鉄道は東成田駅⇔芝山千代田駅を結ぶ1駅だけの鉄道で、日本一短い鉄道として有名です。

東成田駅芝山千代田駅乗車時間3分、※運賃200円
※ICカード利用不可

起点となる東成田駅へは

・空港第2ビル駅(成田空港第2ターミナル直結)から連絡通路で徒歩10分

・京成成田駅から、京成東成田線で6分(運賃260円)

※京成東成田線、芝山鉄道ともに1時間に1本程度の便数です。

◆路線バス利用(200円~300円)

芝山千代田駅から成田空港へのバス

空の湯でいただいたものですが、芝山千代田駅より成田空港第2ターミナル行きの路線バスが出ているそうです。乗り場が点在しているので注意。

カプセルホテル(2階)

チェックイン

空の湯の入口

1階の入口から入館します。

まずは靴を靴箱に入れるのですが、この靴箱の鍵が滞在中とても重要。リストバンドになっていて、館内で飲食・物販購入については全てこちらのリストバンドを使って行い、チェックアウト時にまとめて精算をします。また、カプセルホテルの入口は、このリストバンドを読み取り機にタッチすると開きます。

有人受付でチェックイン。靴箱のリストバンドを渡して登録してもらいます。

カプセルホテルには17時以降しか入れませんが、それ以前(11時よりオープン)にチェックインして温泉に入ることもOK。

アメニティ

チェックイン時にアメニティ入りのバッグを渡されました。

アメニティ(バッグ内)

館内着、フェイスタオル、バスタオル、岩盤浴用 大判バスタオル、歯ブラシ、耳栓

他に、洗面台や風呂に基礎化粧品やメイク落とし、綿棒など必要なものは一通り揃っていました。こだわりがなければメイク用品以外は必要ないと思います。

館内着は七分袖、七分丈。しっかりとした素材で、上着の前面に裏布が付いているので透けない所が特に嬉しかったです。こういう配慮があるのはなかなかないので。

カプセルホテルゾーンへ

温泉の休憩室の一角がカプセルホテルになっているので、移動は楽です。

ドア横のリーダー機にリストバンドをかざすとドアが開きます。

空の湯カプセルホテルゾーンのフロアマップ
カプセル内の洗面台

男女どちらもカプセルルーム内に洗面台があって身支度を整えるのに便利。トイレはカプセルルームの外ですが、同じフロアにあります。

洗面台のアメニティ

化粧水・乳液(クラシエ ZIRA)、綿棒、ティッシュ

空の湯のカプセルルーム

全て同じタイプの2段式カプセル。

カプセル内

施設はとても新しく、木目調なのが落ち着きます。設備はシンプルでテレビはありません。

掛布団が羽根布団だったことと、マットが良いのか寝心地が良かったです。飛行機の音は全く聞こえませんでした。

カプセル内の棚

棚が広々していて物が置きやすいだけでなく、開放感があります。

カプセル内に鍵付きロッカーがあります。ダイヤルを好きな数字に合わせて設定するタイプ(4ケタ)。

結構大きくて、普段使いのリュックくらいならそのまま入ります。ハンガーは1つ。

カプセル内のコンセント等

枕元にコンセント1口、USBポート2口あり。照明はボリューム式で明るさの調整が可能。

無料Wi-Fiあり

参照:Fast.com

カプセル内で測定しましたが、かなり速い。動画がスムーズ。

スーツケース置場

スーツケース置場

カプセルルームの入口付近にスーツケース置場がありました。鍵付きのチェーンがすでに設置してあるので、好きなものを使います。

温泉 空の湯へ(3階)

風呂とサウナ

空の湯のフロアマップ

泉質:含よう素、ナトリウム、塩化物強塩温泉

源泉温度:29.3℃

pH:7.4

温泉分析書(空の湯公式サイトより)

すべての浴槽が温泉ではなく、露天風呂の1つだけがかけ流しの温泉(男女とも露天風呂の角のとこ)となっています。源泉の温度が低いので加温しています。

空の湯の露天風呂(施設内掲示物)
画像:施設内の掲示板より

◆露天風呂

露天風呂は広々していてとても開放的。成田空港の滑走路は2本ありますが、2本の延長線上の間に挟まるような場所にあるため、露天風呂の左右両側に飛行機が見られます。(成田空港は空の湯建物の裏側方向にあり、北風が吹く時には露天風呂に向かって降りてくるように飛び、南風が吹く時には後方から上空に上昇していきます)

かけ流しの温泉は高濃度のよう素を含んでいて、少し褐色のさらっとしたお湯でよく温まりました。

同じく露天風呂には、かけ流し湯の隣に「くつろぎの湯」があるのですが、こちらは源泉に加水して温度も少し低めに設定してあるようです。風呂内の注意書きには、空の湯のかけ流し湯は温泉成分の浸透が良くてのぼせやすいとあったので、飛行機を見ながら長湯をするならくつろぎの湯の方がいいかもしれません。

露天風呂には、他にジェットバス、寝ころび湯、壷湯もあってゆっくりできます。サウナ後に外気を浴びて休憩できる椅子もあって嬉しい。

◆内湯

内湯は温泉ではないですが、高濃度炭酸泉などの人口温泉が2つ。女性用にもドライサウナ(85℃前後)と井戸水を使った水風呂(体感で18℃くらい。気持ちいい!)があってサウナが楽しめます。女性用には温度を押さえたハーブサウナもあり、じんわりと温まることができてドライサウナが苦手な人も大丈夫です。

温泉は地下1,031mからくみ上げているとのこと。掘削にはこちらの掘削ビットを利用。

アメニティや備品

アメニティ等

シャンプー・コンディショナー・ボディソープ(クラシエ ZIRA)、泡のメイク落とし洗顔料、ドライヤー(無料)

女性用しかわかりませんが、洗い場は23あり、それぞれしっかりとした仕切りがあるので周りがあまり気になりませんでした。リンスインシャンプーではないですし、メイク落とし洗顔料も各洗い場にあって気配りが嬉しいです。

脱衣場も広々していて着替えやすかったです。ドライヤー(無料)は10台くらいあるのですが、5台が高性能のプラズマイオンドライヤー(One dam BLOW+Speed)で、これびっくりだったんですけど、すごく速く乾いて髪さらさらで感動。みんなドライヤーがすぐ終わるので、待ち時間が少なくてストレスがありません。

コインランドリー

洗濯機(5㎏)400円
乾燥100円/30分
※洗剤自動投入

3階の温泉入口の手前にコインランドリーがあります。男女共通で洗濯機、乾燥機が各2台。

コインランドリーといってもコインは使わず、リストバンドをタッチしての後精算です。

岩盤浴(2階)

岩盤浴の案内板
画像:施設内の掲示板より

6種類の岩石(薬黃石、麦飯石、甲翠、トルマリン、ブラックゲルマ、富士山溶岩石)を利用した岩盤浴。館内着を着たまま入ります。すごい広々していました。女性専用室(定員6人)もあります。

食事処「天の川」

お食事処天の川入口
営業時間

11:15~22:00(ラストオーダー21:30)

1階にあるお食事処「天の川」。宴会もできるみたいですが、今回は1人で利用している人がほとんどだったので静かでした。カウンター席もあるので1人呑みも気軽にできるのがいいなと思いました。

お食事処天の川で生姜焼き定食

生ビール(605円)とやわらかロースの生姜焼き定食(990円)にしました。その名の通りお肉も柔らかくて、なかなか美味しかったです。

これはメニューの一部ですが、定食から麺類、おつまみまで幅広いです。

ビーフカレー(740円)やけんちんうどん(890円)、今回食べた生姜焼き定食などが1,000円以下で食べられるお手軽価格のメニューですが、食事メニューの価格帯は1,500円前後。空港に近い温泉入浴施設としてはこれくらいが適正価格だと思いますが、もう少しリーズナブルに食事をしたい場合は2階のカフェを利用するといいと思います。

メニューは下記の公式サイトをご覧ください。

カフェ&バー「きらほし」

営業時間

11:00~24:00(ラストオーダー23:30)

2階の休憩室にあるのが「カフェ&バーきらほし」。セルフ式の軽食&ドリンクコーナーです。

私はサウナ上がりにエナジーサワー(400円)を飲みました。

カフェ&バーきらほしのメニュー
カフェ&バーきらほしのメニュー

お酒やソフトドリンク、ソフトクリーム以外にも、ナポリタン(650円)やエビピラフ(630円)などの軽食メニューもあります。遅くまで営業しているのも嬉しい。

仮眠室(お休み処)

空の湯の仮眠室

空の湯の仮眠室は男女共用。あまり広くはなく、間に仕切りはありますがソファ同士もかなり接近しています。この日は大きないびきをかいて寝ている人がいて、小さな空間なので気になりました。仮眠室を利用する場合は当日のメンバーにより快適さが大きく違うと思います。

個々のソファにテレビはないですが、コンセントとUSBポートの設置あり。これはありがたい。

※現在は仮眠室や休憩スペースでの深夜滞在はできません。今後開放された場合、カプセルホテルに宿泊せずに3千円程度(入浴料+深夜料金)で夜明かしできます。開放されたらレポートしてみたいと思います!

休憩スペース

ごろんと寝ころべる休憩スペース。Yogiboのソファが置いてあります。

カプセルホテル以外での深夜滞在が開放されたら、こちらで寝ることも可能。(コンセントはないですが)

漫画は写真の他、カプセルホテル前の廊下にもあってかなり充実していました。お風呂に入って寝るだけだともったいないので、なるべく早くチェックインした方がいいです。

感想など

空の湯売店のはにわ
売店で埴輪が売っている!芝山町は芝山古墳から埴輪が多数出土した埴輪の町。

感想と今後の期待

普通に温泉の温浴施設としても充実していますが、成田空港の近くにあって、開放的な露天風呂に浸かりながら飛行機が見られるというのが1番の特色だと思います。今度はもっと早く明るい時間に来館して、温泉と飛行機の眺めをゆっくり楽しみたいと思います。

今のところは例の疫病の影響で早朝の送迎バスが減便(以前は朝4時から送迎があった)していたりと、フライトの前後泊には少し使い勝手が悪いですが、安く滞在できる宿が少ない成田空港周辺では重要な施設だと思うので、状況が以前と同じレベルに戻ることを期待しています。

以前の状況に戻れば、カプセルホテルに泊まらなくても、3,000円程度(温泉入浴+深夜料金)で仮眠室や休憩スペースで夜間滞在ができ、早朝に送迎バスで空港に向かうこともできたため、選択の幅が広がると思います。温泉で温まれば疲れ方も違うと思うので。(夜間の仮眠室滞在が開放されたらまたレポートしたいと思います!)

予約について

カプセルホテルの予約はじゃらん、楽天、電話予約のいずれかになっています。じゃらんや楽天は定期的にクーポン配布があり、ポイントも貯まるので、上手く活用すると少し安く泊まれると思います。

それでは楽しい旅を。

■早朝便に乗るためのその他の手段

■空港周辺ホテル

■空港周辺の楽しみ方

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