どうしても早起きが無理なので、成田発LCCの早朝便に乗る時には寝ずに始発の京成線で成田空港に向かうことが多いです。が、どうせ寝ないのなら前夜のうちに成田空港入りした方が楽だし安全(寝坊、遅刻予防)なのではと思い、空港野宿をしてみました。
※2022年6月のブログを基本に、趣味で定期的に現地訪問をして追記しています。
成田空港のターミナルと営業時間

成田空港には第1、第2、第3と3つのターミナルがあり、どのターミナルも基本的には24時間営業なので空港泊(野宿)ができます。
ただし、第3ターミナルは完全に24時間利用OKですが、第1、第2ターミナルに関しては深夜の時間帯に利用できるフロアや入口、エスカレーターに多少制限があります。
今回はLCC専用の第3ターミナルから早朝に出発するジェットスターに乗るので、第2、第3ターミナルの状況をレポートします。
- 駅直結第2ターミナル(T2)
国際線、国内線
- T2から徒歩6分第3ターミナル(T3)
LCC発着ターミナル(ジェットスター、春秋航空、チェジュ、フィリピンエアアジア、エアロK 等)
- 駅直結第1ターミナル(T1)
国際線、国内線(ANA、LCCピーチ)
第1ターミナルで野宿したい場合はこちらを。T1はベンチが少ないのでT2、T3で過ごして早朝の無料ターミナル連絡バス(朝5時くらいから運行)でT1に行くというのも手です。
ターミナル内の警備と貴重品について

夜中も2人組の警察官による巡回が割と頻繁にありました。私の他にも女性1人で空港泊している人は普通にいましたし、治安面で不安を感じることはありませんでした。
とは言え、スマホを充電したまま場所を離れるとか、貴重品を見える場所に置いたまま寝るようなことはせずに管理をきちんとしましょう。私はリュックに南京錠をつけ、仮眠するとしたら枕にするか抱きかかえるようにしています。

コインロッカーは各ターミナルにあり、最小のボックスで300円~。交通系ICカードも利用可能。

たまにやってくるセコム無人警備隊はとにかくうるさい。これは第2ターミナル。第3ターミナルにも似たようなものがいます。
実際に野宿をしてみた
京成上野駅からの終電は

スカイライナーではない普通の京成本線にて23時半頃に空港第2ビル駅に到着しました。日暮里辺りでは結構混雑していたのですが、京成船橋や津田沼辺りで徐々に降りて行き、空港第2ビルに到着する頃にはガラガラでした。
■イブニングライナー(全席指定、スカイライナー車両使用で快適)
| 213号 | 京成上野発 | 日暮里発 | → | 空港第2ビル着 | 成田空港着 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平日 | 23:00 | 23:06 | → | 0:10 | 0:13 |
| 土休日 | 23:00 | 23:06 | 0:10 | 0:14 |
運賃1,060円+イブニングライナー券950円
※成田空港まで行くイブニングライナーは21時以降、3便あります。
■京成本線 普通列車(安く)
| 京成上野発 | 日暮里発 | → | 空港第2ビル着 | 成田空港着 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 平日(※) | 22:24 | 22:28 | → | 23:54 | 23:57 |
| 土休日 | 22:24 | 22:28 | 0:02 | 0:05 |
運賃:1,060円
※京成本線の終電(平日)は青砥等で乗り換えが必要となります。
※2025年10月現在。最新の時刻を確認してください。
第2ターミナル地下1階

空港第2ビル駅の改札を出ると、そのまま第2ターミナル(以下、T2と記載)の地下1階と繋がっています。

T2の地下1階はあまり広くありませんが、ベンチ(全てベージュ硬式)があるので野宿可能。


セブンイレブンが目の前にあるのが強い。T2ではこのセブンと2階の吉野家が24時間営業をしています。
ただコンビニがあるので人の行き来が若干多く、落ち着かない感じがして却下。移動します。
第2ターミナル1階(到着ロビー)

T2の1階に上がりました。これは上から見た写真ですけど、だだっ広い。広い通路が左右に伸びているだけの単純な構造です。

通路全体を通してベンチの数は多いので、密になっていない場所も結構ありました。全てベージュ硬式のベンチです。
通路の幅が広いだけでなく吹き抜けなので、ここまで開放的な広い空間というのも落ち着かず、さらに2階に行ってみました。
第2ターミナル2階

1階の到着ロビーに比べると通路の幅が半分くらい。だいぶ落ち着きますね。1階から吹き抜けになっている場所もあり、フロア面積自体は小さいです。

ここは横になれる木製ベンチがあるのが特徴。木製なのでクッション性はありませんが寝やすいので人気があります。

ベージュ硬式ベンチもあり、私がいたのは木製ベンチから少し離れたこちら。壁を背にしているので近くに人が来ることはないですし、ベンチの間にUSB電源があるので便利でした。

他にテーブル席も一部あります。コンセント付きなので充電しながら突っ伏して寝るということも可能。ただ、到着した時にはすでに全席埋まっていました。(コンセント付きテーブルは第3ターミナルにたくさんあります)
3階より上の階は夜間は閉鎖されていて、T2では地下1階~2階で寝床を探す必要があります。
真夜中の吉野家で夜食を食べる

私がいたT2の2階には24時間営業の吉野家があります。夕飯は食べてから来たんですけど、近くで営業しているのを見るとつい。

夜中に食べるという背徳感が吉野家の味を3割増しに美味しくします。私の他にも2人が理性を保てずに来店して牛丼をがっついていました。
第3ターミナル2階(入口エリア)

第3ターミナル(以下、T3と記載)にも快適な場所があるかもしれないと思って移動をすることにしました。T2から1階にあるアクセス通路を通って徒歩6分で到着します。
※5:00~23:03はターミナル連絡バス(無料)の運行あり。

運動場のトラックみたいなのを辿って行くとT3の2階(出発ロビー)に着きます。

T3の2階フロアマップ。ベンチがあるのは左端の入口付近と、奥のフードコート周辺。

T3の入口入ってすぐの場所にベンチスペースがあります。色は黒と灰に変わりましたけどT2のベージュ硬式ベンチと同じ素材。横になるのならまあここも悪くないですけど、入口に近いので人通りがねー。

入口付近、通路沿いに壁を背にしたベンチもあるけど、さすがに通路沿いだと人が気になりますね。さらに奥に進みましょう。

ここからしばらくはチェックインカウンターが続くためベンチはありません。さらに奥へ。
第3ターミナル2階(アートスクエア)

T3のベンチスペースは奥のフードコート周辺に集中していますが、ここはフードコートエリア入口にあるアートスクエア。ここはお勧めです。

T2、T3のうち、唯一といってもいい少しだけ柔らかい素材のベンチ。しかもなんとか横になれる大きさ。ただ、たった2つしかないので争奪戦が激しいです。(写真は後日閑散とした昼の時間帯に撮影)

2つだけがちょっと柔らかい素材で、あとの2つはこのような板張り。ここもソファ張りにして欲しいですね。
アートスクエアはヘラルボニーと成田空港がコラボしたアートプロジェクトのひとつ。ヘラルボニーは障害のあるアーチストさんとライセンス契約をし、商品化やアートイベントの展開等を行っている会社です。
第3ターミナル2階(ローソン前エリア)

アート広場の先に24時間営業のローソン。夜中は店員さんがワンオペで、基本的にセルフレジで購入するようになっていました。

ローソン前エリアは2/3がテーブル席、1/3がカウンター席(コンセント・USB電源付き)になっています。


この椅子で寝るのは厳しいけど、充電とか作業とかしたい人はこちらで。


なぜか4脚だけあるリゾート椅子。少ないので確保が難しくて金属製で冷たいのが難点ですが、2脚使って足を上げて寝るとだいぶ楽なのでは。
第3ターミナル2階(フードコート)

広大なフードコートエリア。全てが大きめのテーブル席で、コンセントはありません。夜間は店舗は閉まっていますが、座席は自由に使えるようになっています。寝るのにはあんまり適さないですが、椅子を横に並べて寝ている人もいました。
第3ターミナル1階(到着ロビー)

フードコートの前辺りから1階に降りるエスカレーターがあります。

ここは適度に小ぢんまりした空間なので落ち着きます。今のところT3の最初の到着便は朝9時を過ぎてからなので、それまでは人通りが多くなることもなさそう。
T3の2階は常に明るいのですが、1階のミーティングポイントの辺りだけ薄暗くなっていて寝やすいかもしれません。実際、寝袋などでがっつり寝ている人はここに集中していました。




T3の1階の良い点はコンパクトな空間にATM、自販機、トイレ、USBポートなど必要なものがまとまっているところですね。

このくぼみに1時間くらいいましたが、適度な閉塞感が心地よい。椅子は硬いですが落ち着き度は1番でした。
まとめ
空港野宿に最適なのは第3ターミナル
空港野宿をする人は海外の方が多いです。なので海外便が発着するT1とT2は混雑し、快適な場所というよりも座る場所を確保するのが精いっぱいという感じになるかもしれません。
T3はベンチやテーブルが圧倒的に多い上、国内線LCCの発着がメインなので海外の方はあまりおらず、椅子の埋まり具合としては割と余裕がありました。終電で到着してもT3であれば落ち着く座席を探す余裕があります。
ちなみに、T1はベンチがほぼ満席で床に寝ている人がいる状態、T2も8割くらいが埋まっていました。T1だと22時頃、T2だと23時頃までに到着していないと椅子自体の確保が難しいように思います。
空港野宿ポイント ベスト3
どこで寝てもそんなに快適と言うこともないのですが、一応順位をつけてみました。
第1位 第3ターミナル2階(アートスクエア)

99%が硬いベンチなのではと思われるT2、T3において、唯一とも言えるほんのちょっとだけクッション性のある貴重な椅子。しかもある程度面積があるのでなんとか横になれます。自分の荷物を足乗せにするといいかもしれません。2個しかないので競争が非常に激しいです。
第2位 第3ターミナル1階(到着ロビー)

T3の1階はほどよい狭さと静かさがあり、必要な施設(トイレ、自販機、ATM、USB電源)がコンパクトにまとまっています。ここにいた人は全員横になってがっつりと寝ていました。
第3位 第2ターミナル2階(木製ベンチ)

木製で硬いですが横になれるので。混雑がネック。
次点 第2ターミナル2階(吉野家近くの壁面のベンチ)

密集したベンチが多いT2にあって、背後が壁で密になることがないという環境。そしてUSB電源が隣接していてベンチに横になりながらスマホの充電可能という利点もありました。硬いベンチなので寝心地が良いとは言えません。
深夜にシャワーを浴びるには
第2ターミナルの駐車場ビル1階に9hours(ナインアワーズ成田空港)というカプセルホテルがあり、シャワー室が24時間利用できます。料金は1時間1,000円(予約不要)
タオルがセットになっていて、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤーの設置があるので手ぶらで利用できます。ただし、メイク落としや基礎化粧品はありませんでした。
空港野宿時の行動と持っていると便利なもの
※全部自分だけを想定しているので役に立たないと思います。
①とにかく早く寝て少しでも睡眠時間を確保したい場合
T3に直行して、アート広場のフラットシートか1階の椅子を確保。頭から上着などを被って寝る。大きな音が出ない範囲でアラームをセット。
②会社から直行した場合
T2のカプセルホテル、ナインアワーズに行ってシャワー(1時間1,000円)。さっぱりしてからT2の2階の吉野家で夜食。T2かT3のなるべく人の少ないベンチを探して仮眠。
③なんとなく寝たら起きられないような予感がある場合
深夜の空港内をうろつく。今回は行かなかったですがT2からT1へ屋外を歩いて移動することも可能なので、深夜の静かな空港を移動できる範囲でうろうろしてみる。疲れたらT3の2階のコンセント付きテーブルでスマホでもいじりながら休憩。旅行先での体力を奪う行為ですが、ここで寝てしまったらすべてが終わる。
【持っていると便利なもの】
①アイマスク(夜中でも空港内は明るいので)
②夏でも薄手の上着など(結構冷房が効いている、下に敷いてクッションがわりに)
③どこででも寝られる強い精神力と強靭な体力(これがあれば場所を吟味する必要なし)

それでは、いってきます!!!
(おわり)
■早朝便に乗るためのその他の選択肢
■空港周辺で楽しむ









