午前中の飛行機で鹿児島空港に降り立ち、高速バスで人吉までやってきました。が、訳あって寝ていないので精がつくものでも食べようと上村うなぎ屋に直行。
こちらは創業100年を超える老舗店ですが、令和2年7月豪雨の際には建物だけでなく秘伝のタレが流されるという被害に。2021年8月から営業を再開し、また美味しい鰻が食べられるようになりました。もうね、すっごく美味しくて元気がでました。営業再開おめでとうございます!そして美味しい鰻をありがとう!!
上村うなぎ屋の場所
JR人吉駅から徒歩10分(850m)です。2022年4月現在、まだJR肥薩線が運転再開していないので、九州各地から人吉へは高速バスがメインとなります。
新八代駅→人吉IC(B&Sみやざき、乗車約40分)
鹿児島空港→人吉IC(高速きりしま号、乗車約50分)
熊本駅→人吉IC(高速きりしま号、高速なんぷう号、乗車約1時間40分)
宮崎駅→人吉IC(高速なんぷう号、フェニックス号、乗車約2時間)
私は鹿児島空港から高速バスに乗って人吉ICへ。そこから人吉駅行きの人吉周遊バスじゅぐりっと号に乗って「九日町」下車。徒歩3分で着きました。
お店に到着

ランチのラストオーダーは13:30。私はぎりぎり13:15頃にお店に到着。
この日は平日。たとえ平日でも、疫病の最中であろうと、肥薩線が不通のままであろうと列が出来ていると聞いていたのですが、ランチのピークが過ぎているせいか並んでいる人はおらず、すぐ席へ案内してもらえました。

間口はそんなに広くないんですが、奥に客席が続いていて100席くらいはあるのでは。
客席はふすまで仕切られた空間にいくつかあって、大きなテーブルのカウンター的な席もありましたが、もう時間的に空いていたためか、私は奥の半個室に通されました。4人用テーブル席が2つあり、もう1つのテーブルでは別の家族連れが食事をしていました。
上村うなぎ屋のメニュー

この日はうな重(小)を注文しました。うな重(大)だとご飯の上だけでなく、ご飯の中にも鰻が入ります。

こちらはドリンクメニュー。ぎりぎりに来た私が悪いのですが、ランチタイムは14時に閉店するのでゆっくりできないと思い、お酒は夜に伺う時の楽しみにすることにしました。

壁を背にして座っていたので気付かなかったのですが、テーブル近くの壁に呼び出しボタンがありました。(気付かなかったので廊下に出てお店の人を呼びに行ってしまった)
うな重登場

来ました。香ばしい香りが食欲をそそります。
上村うなぎ屋では注文が入ってから活きた鰻を捌き、人吉球磨産の炭火を使って焼き上げます。
都度捌くことに加え、一度に12人分しか焼けないという事情もあるらしくてちょっと時間がかかるのですが、それもまた期待が高まってよいではないですか。
では、別添えのたれをかけていただきます。

関東の鰻とは違って蒸さずに焼き上げるのでジューシーな感じ。身はかなり肉厚。柔らかいですけど皮などの歯ごたえは適度に残っていて風味を増します。そして炭火のこんがりとした焼き加減が絶妙。
タレはかなり甘めですが、私は甘い味付けが大好きなので好みです。いや美味しいです、とっても。

うな重(小)だと本当は吸い物になるのですが肝吸い(300円)に変更してもらいました。

最後はこちらの札を持ってレジで会計をします。
また是非食べに来たい
人吉球磨地域はかつては鰻の一大産地で、こちらのお店も創業1908年(明治41年)と100年以上の老舗店。令和2年7月豪雨ではお店が2階まで浸水する被害を受けたのですが、2021年夏に営業再開を果たしたそうです。よかった!
鰻だけじゃなくてご飯も美味しいのよ。説明書きを読んだら人吉球磨産の無農薬米を使用となっていました。甘み強めのたれをおかずに丼飯だけでも何杯かいけそう。
関東とは違って蒸さずにそのまま焼き上げるスタイルですが、香ばしくてジューシーなのがたまらない。またこのお店で鰻を食べるために人吉に行きたい。そう思えるほど美味しかったです。

上村うなぎ屋の情報まとめ
営業時間 | 10:00~14:00(L.O13:30)、17:00~20:00 |
定休日 | 不定休(週2くらいで休みあり、電話で要確認) |
支払方法 | 現金のみ |
駐車場 | あり |
住所 | 熊本県人吉市紺屋町129 |
公式サイト | http://www.uemura-unagi.com/ |