釜山の地下鉄に乗っていると、草梁（チョリャン）駅を通る時に「釜山港国際旅客ターミナルへお越しのお客様はこちらでお降りください」というような日本語のアナウンスが流れます。
釜山港と釜山駅はスカイデッキで繋がっていて、こちらの方がわかりやすいし早いと思うのですが、距離的に最寄りである草梁駅への道のりはどういう感じなんだろうと思って実際に往復してみました。昼だけでなく夜の様子も追記しました。
最終訪問：2024年10月。利用の際は最新情報をご確認ください。
地図で確認
韓国は国防上の理由でGoogleに地図情報を提供していないので、検索しても歩行ルートは出て来ません。ですが地図自体は見られるので自分でGoogleの地図を見ながら最短ルートを歩きました。
鉄道の下を通る所がどうなってるのか。そこだけ気になりますが、そんなに遠くないことがわかりました。
（言い訳）NAVERマップのアプリなんかを使えばちゃんと検索できるんでしょうけど、めんどくさがってやってなかった。Googleでも公共交通機関のルート検索は正確じゃないけどなんとなくできます。
釜山港国際旅客ターミナルについて
日本と韓国を結ぶフェリーや高速船が発着します。博多港から出る高速船クイーンビートル、ニューかめりあ、下関からの関釜フェリー、大阪からのパンスターライン、あとは対馬航路ですね。済州島行など韓国の国内フェリーはまた全然違う港から出るみたい。
現在のターミナルは2015年に完成したもので、まだ綺麗です。
最寄り駅は今回行く地下鉄の草梁駅のようですが、釜山駅へ行く方が屋根付きスカイデッキで繋がっていて断然安心感がありますし歩きやすいです。また、荷物が多い場合などは釜山駅や草梁駅を通る有料シャトルバス、西面方面に行く路線バスが釜山港ターミナル前から出ているので必要に応じて利用した方が楽だと思います。
釜山駅と繋がるスカイデッキについて
ニューかめりあを下船した19:00頃にスカイデッキを通って釜山駅に向かいました。夜でも明るくて安心感があるのと、スカイデッキ自体がライトアップされていて綺麗なので、つい写真をいっぱい撮ってしまいました。
そういう意味でも徒歩で移動するのであればスカイデッキが良いよなぁと思います。途中、動く歩道もあります。
（行き）釜山港→草梁駅
では実際に移動してみます。
釜山港に到着して、入国審査を済ませて放出されるのがターミナルの2階フロアです。まずはどこかエスカレーターなどで1階へ降り、1番ゲートから外に出ます。
※2階の4番ゲートから出て、外の階段を下りてもOK。
そのまま外へ。
歩道に出たら、ターミナルに沿って右方向に進みます。
左手に進む大きな道路が見えてきました。信号があるので渡ります。
向こうに見える2つ並んだタワーマンション風の建物、あの辺りが草梁駅。
この大きな道路を進むのですが、この先、右側の歩道の先にしか歩行者用信号がないので、どこかで右側に渡っておきます。
夜に通った時はこの歩道が少し薄暗かったです。ただ寂しいだけで治安の悪さは感じなかったです。
交差点まで来ました。さらに直進して2つ信号を渡ります。
とても大きな通りで、青信号になるまでやや時間がかかりました。
信号を渡りきると行き止まり。直進する道はないため、左に道なりに進みます。
さらに道なりに進みます。途中、草梁駅方面に行けそうな曲り道がありますが気にせずに。
道なりに進むとトンネルが現れます。
綺麗だし照明も明るくて、出口も見えるので。トンネル内に留まる人もいないので何の躊躇もなく通れました。
夜にも通りましたが、トンネルの中はかなり明るいので怖い感じはなかったです。
トンネルを抜けました。さらに直進。
鄭撥将軍像が見えたら、もうこの通りの下を地下鉄が走っています。
通りを渡らず、右に少し行くと地下鉄1号線草梁駅の6番入口があります。
まあ確かに近いです。ここまで10分くらいで来られました。
釜山の地下鉄券売機は日本語に切り替えられるので心配ご無用。上りと下りで改札口が違うので、行先をよく確認してから改札を通りましょう。（改札を通過すると行き来できない）
交通系ICカード（CashbeeやT-money）はコンビニで買えます。
（帰り）草梁駅→釜山港
ついでに（帰り）です。草梁駅から釜山港への道のりも確認してみます。
草梁駅から釜山港に向かう場合は、各所に案内表示が。英語だけでなく日本語表記がある案内板もありました。
6番出口から地上に出ます。
6番出口を上がった所。そのまま進み、すぐ先の通りを左へ。
この曲がり角に釜山港旅客ターミナルへの案内板がありました。この道に入ればあとは間違えそうな場所もなし。
例のトンネルを通ります。
何人かとすれ違いましたが、全員キャリーバッグを引いてたので船を利用する旅行者しか通らないのでは。港付近に他に何かある訳でもなさそう。
1人で歩いていても怖い感じはなし。
トンネルを抜けた所にも案内板がありました。
案内板の通りに道なりに進んでいきます。
この先に歩行者用信号があるので、その信号を右に渡ります。
歩行者用信号を待っていますが、もう釜山港のターミナルが見える！
ただ、この道路が大きいため信号が変わるのに時間がかかりました。また、時間帯によって違うのかもしれませんが、２つの信号が時間差になっていて1度で渡りきることができませんでした。
信号を渡るとまたまた案内板。もうここまでくれば安心。
歩道を進むと見えました。
建物に沿って右に進み、このモニュメントの後ろに1番ゲートがあるので建物内に入れます。
釜山港から出る船が到着する場所が書かれているのですが、なんか海外で日本の地名を見るのって嬉しいですね。
まとめや感想など
意外と近いということがわかりました。雨の日でなく、地下鉄で西面方面に行ったり草梁駅周辺に宿泊するような場合は使えると思います。
治安的にも昼は全然問題ないと思います。夜に通った時も特に怖いと感じる場所はありませんでした。ただ、ニューかめりあで博多から到着すると19時頃になるのですが、閑散としていて人があまり通らないので、人によっては夜道は不安に感じるかもしれません。時間的にもそんなに変わらないと思うので、その場合は無理せず釜山駅へ続くスカイデッキやバスを利用してください。
それでは楽しい旅を。（おわり）
