福岡県庁に行ってきました。地下の食堂だけでなく展望フロアや地元産の食材を使用した展望カフェもあり、観光客も楽しめる場所でした。
最新訪問時期:2023年10月
福岡県庁の場所
最寄駅は地下鉄箱崎線の馬出九大病院前駅です。
福岡空港、博多、天神などから乗車した場合、中洲川端駅で乗り換えて3駅。
福岡空港駅からでも乗り換え含めて20分くらいでした。
福岡市地下鉄は全国交通系ICカードの他、VISAタッチも利用できるので便利です。
馬出九大病院前駅を降りたら、2番出口を出ます。
県庁の入口まで屋根のある通路で繋がっているので、雨の日でも傘は必要ありません。
福岡県庁の地下鉄側入口です。
入口ホールは開放的で明るい雰囲気。
福岡県庁舎について
現在の庁舎は1978年(昭和53年)に着工、1981年(昭和56年)11月に建設完成したものです。
水と緑の中の県庁をテーマに、隣にある東公園と一体となった造りになっています。
完成から40年以上経っているので新しくはないですが、近代的な感じのする建物です。
県庁の展望フロアから見た東公園。
こちらに移転する前は天神に庁舎がありましたが、旧庁舎は入り口の柱を残して解体されています。現在、旧庁舎のあった場所はアクロス天神(コンサートホールなどがある施設)と天神中央公園になっており、公園の敷地内に旧庁舎跡として柱が置かれています。
旧庁舎跡は未訪問なので近々確認してきます。
誰でも利用できる場所(平日のみ)
■地下1階
けんちょうFood Marche(食堂)
11:00~13:30(ラストオーダー)
■11階
よかもんカフェ&ショップ
カフェ8:30~17:00(ラストオーダー)
ランチ11:30~14:00
よかもん広場&展望室
8:30~17:15
※いずれも平日のみの営業です
けんちょうFood Marche(食堂)
県庁の入口ホールにけんちょうFood Marcheの案内が出ていました。
場所は地下1階になります。
西エレベーターか階段で地下1階へ。ひとつ降りるだけなので階段の方が速いです。
地下1階に降りると、通路に案内が出ていたので初めてでもわかりやすかったです。
けんちょうFood Marche(食堂)
営業時間:11:00~13:30(ラストオーダー)
着きました。地下ですが窓際は吹き抜けになっていて太陽の光が差し込む明るい造り。
運営会社はみんな大好きロイヤルホストでおなじみのロイヤルです。これは期待できる。
福岡らしいメニューにしようと思って肉ごぼう天うどん660円。
あんまり関東ではごぼう天がないので、さくさくの揚げたてが提供されて嬉しい。うどんはそんなに柔らかくなく(九州のうどんはやわやわなのが標準のように思うので)万人向き、そしてすっきりしたスープがうまい。
役所の食堂だからといって特別安い訳ではないですが、クオリティが高いと思います。さすがロイヤル。
詳しいメニューは県庁が週ごとに公開しているので下記を参照ください。
私が気になるメニューは地産地消定食(800円)。私が訪問した時はすでに売り切れだったのでリベンジしたいです。日替わり定食なのですが、はかた地どりの油淋鶏やむなかた鶏の天丼などが地元産の食材を使った料理が提供されるようです。
11時オープンなので、定食を食べるには11時30分頃までには入店しておきたいです。県庁職員さんは集中しないよう昼休憩をずらしているのか11時30分を過ぎると混雑が始まっていました。
よかもんカフェ
カフェや展望室がある11階へ。
西側のエレベーターの一部が11階まで行きます。
案内板にしたがって進むと博多湾を望めるカフェがあります。
よかもんカフェ&ショップ
カフェ8:30~17:00(ラストオーダー)
ランチ11:30~14:00
こちらは通日利用できるカフェメニュー。
福岡県産食材のアピールのためのカフェなので、県内産食材や特産品が主に使われています。
季節のフルーツは県内産メロンを使ったタルトでした。欲張って梅ヶ枝餅と八女茶のセットも。
窓際のカウンター席に座ると景色が良いです。博多湾も望めます。
こちらはランチ。
日替わりのよかもん弁当を食べました。
福岡県産食材を中心に使っており、とても美味しいお弁当。
私が食べた時はポークケチャップや魚のコロッケなど盛りだくさん。デザートに桜餅も付いています。
よかもん弁当は13時前に売り切れることが多く、窓際席も混雑します。ランチスタートの11時30分過ぎに来店することをお勧めします。よかもん弁当は予約も可能です。(窓際席の予約は不可)
詳しくは関連ブログを参照ください。
展望室&伝統工芸品展示
展望室(無料)は北棟と南棟にそれぞれあります。
こちらは北棟展望室。よかもんカフェの並びにあります。
北棟からは博多湾が見えます。写真では分かりづらいですが。
時間帯によっては博多港を出港するニューかめりあやクイーンビートルが見えるかもしれません。
そしてこちらは南棟。
入るとまず伝統工芸品の展示スペースがあります。
左の写真は大宰府の木うそ。太宰府天満宮の鷽替神事で使われる神具で、天神様の使いの鳥とのこと。
福岡県内各地の名産品が展示されていましたが、ひときわ目を惹くのが立派な仏壇。
八女地方の特産品で、福島型と呼ばれる八女福島仏壇。
※伝統工芸品は写真撮影OKです。
伝統工芸品展示スペースの先に南棟の展望室があります。
南側の展望室からは東公園の緑の他、福岡空港に降り立つ飛行機がちらりと見えました。
九州新幹線やJR鹿児島本線の列車も見えました。
まとめと感想など
昭和50年代に出来た建物で建築物自体の趣はないにせよ、食堂やカフェでは福岡県産食材や名物を提供し、展望室も広く開放していて、市民だけでなく観光客も歓迎する施設のように思います。特に県庁訪問が趣味でなくても観光の途中に立ち寄るのもよいかと思います。
交通の便もよく、地下鉄から雨に濡れずに県庁の建物に入れるのもいいですね。
ただ、食堂もカフェも県庁の職員さんが普通にお昼ご飯として利用するので、早めに入店した方が安心して楽しめると思います。13時過ぎると品切れメニューも増えると思うので。
地下の食堂については営業時間以外はフリースペースとして開放しています。無料Wi-Fiもあるので作業スペースとしても利用できるかもしれません。(電源はなかったような…。確認しておきます)
それでは楽しい旅を。