群馬県大泉町に行ってきました。人口の2割が外国人、中でもブラジル人が多い街として知られています。都内から日帰り列車旅で、ブラジル料理のレストランやブラジルのスーパー、大泉町役場などを回ってみました。
※2025年6月現在の情報となります。訪問の際は最新情報をご確認ください。
大泉町について
大泉町の場所

大泉町は群馬県の南に位置し、利根川を挟んだ向かい側は埼玉県熊谷市なので、比較的都内から近いエリアになります。
東武伊勢崎線(浅草、北千住など)→館林(東武小泉線乗り換え)→西小泉駅
都内からは普通列車で2時間くらい。東武小泉線の本数が少ないので注意。
なぜブラジルの人が多いのか
大泉町の人口は約41,662人、そのうち約9,090人(約2割)が外国人です。(※2025年6月末現在)
大泉町にはスバル、パナソニック、味の素、マルハニチロなど、大きな工場が複数あります。1990年に労働者不足に対応するため日系人に対するビザが緩和され、ブラジルに住む日系人の2世、3世を現地に出向いて積極的に採用したという経緯があります。
現在でもブラジル人が全人口の1割程度、次いでペルー人と南米の方が多いですが、最近では技能実習生として来日するベトナム人が増えているそうです。
大泉町に行ってみた
東武線に乗って大泉町へ

今回行きたいと思っている大泉町の中心地は、東武小泉線の終点「西小泉駅」が最寄りとなります。
都内からいろいろ行き方がありますが、今回は北千住駅から東武伊勢崎線に乗車して館林駅まで行き、そこから東武小泉線に乗り換えました。(普通列車で所要時間1時間45分、運賃1,000円)
1,000円程度課金して館林まで特急に乗ると20分ほど短縮できます。今回は特急に乗るほどでもないかと思い、使いませんでした。
今回はたまたまチケットショップで安い東武鉄道の株主優待券があったので利用しました。有効期限間近だったため1枚550円で購入。(通常は800円前後で販売されています)

館林駅までの東武伊勢崎線は本数も多くて順調。

館林駅で東武小泉線に乗り換えるのですが、本数が少ないです。昼間は1時間に1本程度。


館林駅から西小泉駅までは乗車18分で到着します。2両編成のワンマン運転の列車でした。
西小泉駅

西小泉駅に到着しました。まずびっくりなのが駅の色使いが緑、黄、青、白のブラジルカラー。

列車の案内板は英語、中国語、韓国語の他、ポルトガル語とスペイン語も。

多言語で迎えられます。

左が駅舎、右は併設の公衆トイレ。東武鉄道の駅には見えず斬新なデザイン。


現在の駅舎が出来たのは2017年。それまではごく一般的な東武鉄道の駅舎でした。
駅にはシンボルマークがあり、描かれているのはブラジルを代表する鳥「トゥカーノ」。日本名はオニオオハシというらしく動物園で見たことがあるような。
でも大泉町なのに路線名が小泉線、沿線の駅名も東小泉、小泉町、西小泉と小泉ばかりなのはどうしてかと思ったら、小泉町と大川村が合併してできたのが大泉町で、駅名に旧町名の小泉が残っているということらしいです。
レストランブラジルで昼飯


家を出るのが遅くなり、焦っていたのはランチタイムが終ってしまうこと。目を付けていたブラジルレストランに向かいます。
街には南米ぽいお店や看板ももちろんありますが、タイやインドのお店もあったりとブラジルには限らない模様。


着きました。西小泉の駅から徒歩5分。黄色いカナリアカラーの可愛らしいレストランです。

シュラスコや肉の煮込みなどもありますが、初めてなので手軽にランチメニューから選びました。裏にもランチメニューがあったみたいですけど気付かず。
エスペト・ミストという牛肉、チキン、ソーセージの串刺しを選び、ライス、スープ、サラダバーがついたセット(2,100円)にしました。

ドリンクはセットに含まれません。カシュージュース(400円)とあまりに暑かったので冷たいマテ茶(200円)も一緒に注文しました。
カシューはカシューナッツのカシューですが、濃い桃ジュースの味。すごい好きになってしまいました。美味しい。このマテ茶はさっぱりした麦茶とルイボスティーの中間みたいな味で飲みやすかったです。

サラダバー。群馬の野菜は新鮮でうまい。豆やうずらの卵があるのがちょっと異国風。ドレッシングは日本でよく見かけるものでした。

塩気が濃いですが、がっつり系のご飯が好きなので美味しくいただきました。
ご飯は油と塩で味付けされています。フェイジョンという豆のスープも結構塩味が濃くて、ご飯にかけて食べるそうです(後で知った)。がっつりとした塩多めカロリー高めの料理で、サラダのさっぱりさで中和するとちょうどよい感じに。
癖のある調味料なども感じないので、割と馴染みやすいかもしれません。
店内に写真が貼ってあって気付きましたが孤独のグルメに出たお店だそうです。五郎さんは何を食べたのかと調べたらフェシジョアーダという豆と肉の煮込み。かなり量があるみたいなので、こういう時は1人だとツライところ。
大泉町役場とマンホールカード

次に町役場に行ってみることにしました。
駅前の通りを挟んだ所にある広場から路線バスが出ているのですが、1日5本のみのため歩くことに。駅から1.3kmの平坦な道のりなので余裕でした。
いずみ緑道という広々した歩道を通って行きましたが、こちらは日本の道100選に指定されています。1976年に廃線となった東武仙仙石河岸線(貨物線)の跡地を利用しているそうです。緑が多くて良い感じ。



こちらの3羽の鳥は姉妹都市であるブラジルのグアラチンゲター市のシンボル「しらさぎ」。友好のしるしとして同市より贈られたものです。

大泉町役場の本庁舎。公式ホームページを見ると「白亜の殿堂、はばたく外観は、大泉町のシンボル」とあり、たしかに羽を広げた鳥のよう。
ただ建設から50年以上経ち(1974年築造)、老朽化と耐震性の問題から近くで新庁舎の建設をしていました。2026年3月に完成予定だそうです。


県庁や市役所であれば人の出入りも多く、庁舎内に休憩スペースなどを設けていることも多いので住民でなくても利用しやすいですが、町役場や村役場は入りづらいですよね。
役場ではマンホールカードを配っていることが割と多いので、私は役場を利用するためにマンホールカードを集め始めました。なので今回も庁舎2階にある都市建設部公園下水道課でカードをいただきました。(土日祝は日直窓口で配布)
実際のデザインマンホールの位置が書かれた地図ももらえます。町役場の向い辺りにあるので帰りに見に行きました。
キオスケ・シブラジル(スーパー)

ちょうど路線バスが来たので、役場から駅まで戻りました。
さて、駅からまた別方向へ10分ほど歩きます。

行ってみたかったブラジルのスーパー「キオスケ・シブラジル」。
中は日用品から生鮮食品、お菓子など、生活に必要なものが一通り揃っていました。ブラジル産に限らず、広く輸入品を取り扱っているみたい。日本ではあまり見かけないものが多くあって、見ているだけでも楽しかったです。

お土産としてスナック菓子と飲み物を買ってみました。
まず日本語が聞こえてこないですし、お客さんや店員さんを見ても海外にいる気分なのですが、レジで私の順番になると「いらっしゃいませ」と言って普通に日本語で会計してもらえるのが不思議な感じ。
食堂も併設されていて、チュロスが美味しいという口コミが書かれていたのですが売り切れでした。残念。後から調べたら、ここのチュロスも孤独のグルメに出てきたそうです。


キオスク・シブラジルのすぐ向かいにも「アソーゲタカラ」というブラジルスーパーがあるのですが、この日は定休日でした。スーパーとしてはこちらの方がずっと規模が大きいみたいで、次回の楽しみにします。
日本のスーパーだと新鮮な野菜だとかファミリーの写真になると思いますが、なんだかセクシーな写真が壁に掲示されていたのが印象的。
西小泉駅から帰ります

西小泉駅に戻ってきました。

駅の窓口営業時間は9:30~16:15までとなっていて、夕方のこの時間は無人でした。
普通は交通系ICカードが使えるので関係ないのですが、今回は株主優待券を利用しています。自動改札がないので、オレンジの機械で乗降車駅証明書を発行し、降車駅で切符と一緒に渡して改札を出ました。

到着した列車からは高校生がたくさん降りてきましたが、館林行きの列車は空いていました。
楽しかったです。また、ブラジル料理を食べに来ます。
まとめと感想など
昼過ぎに西小泉駅に到着し、滞在は3時間くらいなのですが結構楽しめました。アジアの人が多いエリアは結構あると思いますが、地球の反対側のブラジルを体験できる場所は少ないので貴重な経験です。
駅から徒歩圏内にレストランやブラジルスーパーがあり、車やバスがなくても楽しめました。次回もっと広い範囲を回るのであればレンタサイクルがいいかなと思っています。
大泉観光協会 レンタサイクル1日500円(要予約)

年6回ほど(いずれも日曜)開催される活きな世界のグルメ横丁。町内にあるインターナショナルなお店から約50店舗が出店し、サンバショーなども行わるそうです。これに合わせて訪れるのも楽しそう。
大泉町公式(活きな世界のグルメ横丁・日程等)
次回は大きい方のブラジルスーパー「アソーゲタカラ」に行ってみたいのと、売り切れだったチュロスを食べねば。別のブラジル料理やペルー料理のお店にも行ってみたいですね。ランチバイキングとかもあるらしいので。
それでは楽しい旅を。






