【都内⇔成田空港】JR成田エクスプレスのグリーン車と普通車に乗って比較してみた

千葉県
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都内から成田空港へ鉄道で行く場合、JRと京成電鉄という選択肢がありますが、今回はJRの特急列車「成田エクスプレス」に乗ってみました。行きと帰りでグリーン車普通車の両方に乗ったので、乗り心地などがどのように違うのかをまとめてみました。

※2026年3月現在の情報です。利用の際は最新情報をご確認ください。
※2026年3月14日JR東日本運賃改定反映済み。

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成田エクスプレスについて

成田エクスプレス停車駅

千葉駅には停車しない列車があります。

基本的には、大船駅から6両、新宿駅から6両編成でそれぞれ出発し、東京駅で連結して12両編成となって成田空港まで行く特急列車です。

JR成田エクスプレス時刻表(下り) 都心→成田空港

JR成田エクスプレス時刻表(上り) 成田空港→都心

通常運賃

■成田空港、空港第2ビルまでの運賃(円)

運賃乗車券普通車指定席
特急券
グリーン車指定席
特急券
東京1,4101,7302,500
品川1,6001,7302,500
渋谷1,6001,7302,500
新宿1,6001,7302,500
横浜2,0902,3904,660
大船2,4202,3904,660
※チケットレス特急券は100円引き

成田エクスプレスは全車指定席の特急です。なので乗車券の他に、指定席特急券が必要となります。指定席には普通車とグリーン車があります。(自由席はなし)

運賃の例

東京駅から普通車指定席に乗車の場合:
乗車券1,410円+普通車特急券1,730円=3,070円

・乗車には、乗車券指定席特急券が必要
全車指定席(普通車指定席グリーン車指定席あり)
・普通車は車内での特急券購入可(※1)、座席未指定券(※2)あり

(※1)利用区間に成田空港、空港第2ビル駅を含む場合に限り、特急券を車内で購入しても事前購入した時と同じ価格となります。

(※2)座席未指定券:時間や座席を指定せずに購入する特急券。
そのまま好きな普通車に乗車でき、空いている席があれば着席可能。ただし指定席券を持っている人が来たら移動し、空いている席がなければデッキに立つことに。料金は指定席特急券と同額。

※利用区間に成田空港、空港第2ビル駅を含む場合に限り、特急券を車内で購入しても事前購入した時と同じ価格となります。

安く乗車するには(特急券を安く)

通常運賃をみるとそれなりの値段で、京成スカイライナーと比べると高いと思います。ただ、特急券についてはJREポイントで交換できたり、チケットレス特急券(トク割)で35%オフで購入できることもあり、割引の選択肢があるのがメリット。

■特急券をJREポイントを使って引き換え

JREポイント利用普通車指定席
特急券
グリーン車指定席
特急券
成田空港⇔
東京、品川、渋谷
新宿、武蔵小杉
800ポイント1,500ポイント
成田空港⇔
横浜、戸塚、大船
1,300ポイント3,600ポイント
※2026年3月14日改定

JREポイントを貯めている人はポイントでかなりお得に特急券と交換することができます。乗車券はポイントでは交換できないので別途必要(普通にSuicaで入ればOK)となります。

えきねっと(JR東日本のネットサービス)とJREポイントを連携し、えきねっとトップページの「JRE POINT特典申し込みはこちら」という箇所から交換できます。

■チケットレス特急券(トク割)35%オフ

えきねっと
出典:えきねっと
チケットレス35%オフ普通車指定席
特急券
グリーン車指定席
特急券
東京、品川、渋谷
新宿、武蔵小杉
1,730円→1,120円設定なし
横浜、戸塚、大船2,390円→1,550円設定なし
※2026年3月14日改定

えきねっとでチケットレス特急券を購入すると割引きとなります。通常ですと100円引きだけですが、チケットレス35%オフの特急券が設定されていることがあり、これを買えるとかなりお得。設定があっても売り切れることがあるので、予定が決まっている人は早めに購入しましょう。

Suicaに紐づける必要はないので、Suicaを持っていなくても購入できます。提示を求められた場合は、えきねっとのマイページにある購入履歴を見せます。乗車券は一緒に購入できないので、Suicaなどの交通系ICカードで入場するか、券売機で乗車券を購入します。

【行き】グリーン車に乗車(E259系)

新宿駅から乗車

新宿駅駅名標

行きは新宿駅から乗車しました。

新宿 7:07→成田空港(T1)8:36

と、普段圧倒的に京成線利用が多い民としては、結構時間がかかるなという印象。東京駅から乗車しても1時間くらいかかります。京成スカイライナーだと日暮里駅から40分程度なので。

新宿駅の案内板

成田エクスプレスは5・6番ホームから発車します。外国人観光客の方も多く利用するのでわかりやすく案内が出ています。

成田エクスプレス新宿駅ホーム

新宿駅からは6両編成で出発します。1~5号車が普通車指定席、6号車がグリーン車です。

だいぶ前からホームに入線していましたが、乗車できたのは15分前。

グリーン車の座席や設備

車両の前後入口付近に荷物置き場があります。

ダイヤルロック式の鍵がついていて防犯対策がされていました。設備自体は普通車と同じですが、グリーン車は座席が少ないので、その分ゆったりと使えそうでした。

成田エクスプレスグリーン車

グリーン車といっても2+2席なので、そこまで普通車との違いは感じません。

革張りの座席。ゆっくりと沈み込み、包み込まれる感じがあって座り心地は良いですね。

シートピッチ(座席の間隔)は1,160mm。新幹線のグリーン車と同じです。

ヘッドレストは上下位置の調整が可能。

ドリンクホルダーとフットレスト。

コンセントは肘掛の所にあります。大型テーブルが設置されていますが、大きさは普通車と同じだと思います。

窓にはブラインドが設置されています。

アテンダントスタッフはおらず、車内販売やドリンクサービスなどは何もなし。車内に自販機、売店等もありません。

成田エクスプレスのグリーン車の扉

普通車側から来た時のグリーン車の扉。中が見えないようになっています。

成田エクスプレスのトイレ

これはグリーン車最寄りのトイレ。グリーン車乗車でなくても誰でも使えます。広々していてすごく清潔。

東京駅で12両編成に連結

新宿駅から発車した列車は渋谷で停車した後、ぐるっと品川を経由して東京駅に向かいます。

東京駅にて大船駅から来た列車と連結を行うため2分停車しました。それぞれ6両編成で出発し、東京駅で12両となります。

帰りに普通車指定席に乗って気付きましたが、車内の電光案内板はグリーン車では2面とも乗車案内ですが、普通車は半分は広告となっていました。

成田エクスプレスグリーン車

東京駅を出た後は千葉駅にのみ停車。

JR成田空港駅

成田空港はターミナルが2つあり、それぞれ駅が違うので注意。T2、T3に行く人はひとつ手前の空港第2ビルで下車します。今回は終点の成田空港駅(T1)で下車しました。

【帰り】普通車指定席に乗車(E259系)

成田空港駅(T1)から乗車

JR成田空港駅

さて帰りはグリーン車ではなく普通車です。

成田空港(T1)14:20→新宿 15:41

多くは新宿行きと大船行きが連結されているので、車内で特急券を購入予定の人は乗る車両を間違えないように。

(通常)成田空港発の場合
大船行き:1~6号車(グリーン車6号車)
新宿行き7~12号車(グリーン車12号車)
※大船方面への連結がない列車もあります。

普通車の座席や設備

普通車荷物置き場

入口にある荷物置き場。設備自体はグリーン車と同じです。

帰りは午後の時間帯のため混雑しています。ただ混雑は普通車だけですね。

まずは荷物置き場の争奪戦がありました。大きなスーツケース持ちの海外観光客が多く、荷物置き場は満杯。最上段の鍵がない所まで荷物で埋まりました。

成田エクスプレス普通車

普通車の車内です。頭上にも棚があるので小さなキャリーはこちらでも。

普通車は布張りの椅子です。グリーン車のような包み込む感じはないですが、座り心地は悪くないです。

シートピッチ(座席の間隔)は1,020mm。グリーン車に比べると140mm狭いですが、東海道新幹線の普通車(N700系)と同じであり、特急にしてはゆったり。

ヘッドレストは動かないと思ったのですが、後で調べたら可動式とのことなので私の使い方が間違っていたようです。

座席ポケットが革製から網になりました。それと普通車にはフットレストがありません。足元へ荷物を置きやすくする配慮でしょうか。

テーブルの広さはグリーン車と同じだと思います。コンセントも同様に肘掛に。

成田エクスプレス普通車

普通車のモニターは半分が広告でした。

東京駅で車両切り離し

成田エクスプレス

新宿行き、大船行きが連結されていた場合、東京駅で切り離し作業を行います。そんなに時間はかからず、大船行きは2分後、新宿行きは4分程度の停車で出発します。

今回は新宿行きのみの列車でしたが、東京駅で3分の停車時間がありました。

そして定刻通りに新宿駅に到着。お疲れさまでした。

まとめと感想など

グリーン車と普通車の比較

普通車グリーン車
座席布製革張り
ピッチ1,040mm1,160mm
フッドレストなしあり
特急券車内で購入可、座席未指定券の販売あり車内購入不可
共通事項

・車内販売、ドリンク等のサービスはなし
・Wi-Fi、コンセントあり

設備面から言うと、確かにグリーン車の座り心地は良かったですが、そこまで大きな違いはありませんでした。

1番大きな違いは混雑と座席指定の完全性だと思います。普通車は乗車券だけで乗り込み、車内で特急券を購入することが可能となります。(成田空港と空港第2ターミナルを含む特急券の場合は券売機等で購入する場合と同額。)

また、普通車の場合は座席未指定券も販売されています。これは時間や座席の指定をせずに購入する特急券で、好きな列車に乗り、空いている座席に座ることができます。その席の指定席券を持っている人が乗ってきたら席を移動するというシステム。指定席が満席の列車にも乗車できるため、座席数以上に乗客がいて混雑する場合があります。

全席指定と言っても、普通車の場合は特急券を持っていない、もしくは座席未指定券しか持っていない人がすでに自分の指定座席に座っているという可能性があります。当然、指定席特急券を持っている人に権利があるので声をかけて席を移動してもらえばいいのですが、外国人の乗客が多いので日本語で言っても通じなかったり、席を立ってもらえないというトラブルを聞いたことがあります。

その点、グリーン車はグリーン車指定席特急券を持っている人しか乗車できないので、そのようなトラブルに見舞われることは少ないと思われます。また、荷物置き場も余裕がありました。

グリーン車:混雑なしでゆったりと
普通車:安価だが座席数以上の乗車で混雑の可能性

京成スカイライナーとの比較

成田エクスプレス京成スカイライナー
空港→都心の運賃3,070円(東京駅)2,580円(京成上野駅)
割引等特急券にJREポイント利用可
トク割35%オフ設定あり
ANA旅CUBEから購入で270円引き 等
乗車時間東京駅から約1時間日暮里から最短36分
乗降駅の利便性都心や神奈川方面まで広い主に日暮里か京成上野と限定的

京成スカイライナーは京成上野・日暮里から成田空港まで最短36分という速さが売り。普通に購入する分には成田エクスプレスよりも安価です。

ただし、日暮里や京成上野が目的地ならいいですが、大きな荷物を持ってさらに山手線で移動というのも大変です。場合によっては通勤ラッシュに巻き込まれます。

新宿や渋谷などの都心主要駅、大船などの神奈川方面を利用する人は成田エクスプレスの方が利用価値が高いと思います。

成田エクスプレス:
新宿や神奈川方面からの利用、荷物が多くて移動を減らしたい場合
JREポイントやトク割を利用する場合


京成スカイライナー:
時間と価格重視、荷物が少なくて身軽な場合

自分の個人的な感想

住んでいる場所と旅行は小さめリュック派のため、通常は時間や価格重視で京成スカイライナーを利用します。さらに時間に余裕があれば、京成線のアクセス特急など特急券のいらない列車に乗ってしまいます。(日暮里から早ければ1時間ちょい、かかっても1時間20分程度で運賃は1,060円か1,280円なので。これはまた話が逸れますが)

成田エクスプレスは乗降できる駅の範囲が広いことが利点だと思うので、特に神奈川方面や、新宿、渋谷など都心の宿泊者、多摩方面への乗換えが必要な人にはメリット大ですが、私のような埼玉寄りエリア在住者はあまり使い道がないかもしれません。

とはいえ、JREポイントが利用できることや、チケットレス特急券35%引き(普通車指定席のみ)の設定があるのが嬉しいです。

なので、私が成田エクスプレスを利用するとしたら、JREポイントを使いたい時。時間帯や混雑具合にもよりますが、グリーン車でゆったりと帰宅したい時に使うと思います。

それでは楽しい旅を。

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