【鹿児島旅行記】観光周遊バスに乗って雄川の滝と佐多岬に行ってきた(後編)

雄川の滝2018年 鹿児島県
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※周遊バスは好評により2023年度も引き続き運行しています(12月~2月冬季運休)

最新の情報はこちらより 南大隅町ホームページ

大河ドラマ西郷どんのオープニングに出て来るきれいな滝、雄川の滝に行きたい。しかし交通手段がないなぁと思っていたら南大隅町が嬉しい観光周遊バスを走らせているではないですか。利用しない手はありません。周遊バスに乗って雄川の滝と佐多岬に行ってきたの後編です。

(旅行時期2018年4月)

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お昼は南大隅町の銀座、伊座敷商店街で食べる

前編はこちらから

さて、9:40に根占港を出発したバスは佐多岬に向かい、午前中は最南端の絶景を堪能した訳です。青い空と海、神社に癒されて心は満たされましたが、お腹がそろそろ…

お昼ご飯は各自で食べるということで、バスの中で伊座敷商店街にあるお店の一覧表を見せてもらいました。お店の名前と「鰻」「寿司」など大まかなカテゴリーしかわからず、メニューや料金などの情報がないので運転士さんに相談しながらお店の選定を。

お休みや団体さんの予約などで入れない場合があるので、バスの中で各自電話で確認します。

広い商店街ではないので歩きながら探してもいいと思うんだけど、食べるところがないと大変なので電話をかけるように言われ、何件かかけて確認しましたが…

鰻→鰻の仕入れがない

寿司→団体さんの予約があり不可

お好み焼き→出かけていて準備ができていない

平日だからかな、意外と食べられるところがなかった。

最終的に運転士さんがお勧めしてくれたラーメン店がOKで、こちらに伺うことに。

ときわラーメンでちゃんぽん

これが大当たり!

ときわラーメンのちゃんぽん 600円

ちゃんぽんというよりも野菜たっぷりタンメンという感じ。

こんなに野菜たっぷりで600円でいいのか。さっぱりスープで私の好きな味だった。

本当に素朴な、地元に愛されてるのだろうというラーメン屋さん。

他のお客さんが食べていた唐揚げ定食もボリュームたっぷりで美味しそうでした。

食後のおやつは田中精肉店のコロッケ

その後、食後のおやつとして田中精肉店でコロッケを買い、浜辺の雰囲気の良いところで食べました。じゃがいもゴロゴロの素朴な味で美味しい。(コロッケ1個50円)

お昼休憩は12:10~13:10の1時間あり、ゆっくりできました。

いよいよ雄川の滝へ

お昼を食べたらいよいよ雄川の滝へ。

13:10に伊座敷商店街を出たバスは14:00に雄川の滝に到着しました。

雄川の滝までの道は車のすれ違い(九州だと離合だな)ができないくらい狭かったですが、整備されたばかりの駐車場は広々。

さて滝はどこ。

ん??杖の用意はこの先のツラさのバロメーターだが。まさか…

おぉぉ…、滝まで1200m

まさか山道なのか。

まさかの登りではと警戒しましたが平坦な舗装された小道でした。

これなら1200mでも大丈夫そう。しかもコンシェルジュさんのお話を聞きながら歩くので難なく15分ほどで雄川の滝にたどり着きました。

心まで洗い流してくれるようなエメラルドグリーンの水面。

ダムの放流がないためかなり水量は少なめ(※)でしたが、滝の音だけ聞いてぼんやりと。こういう時間って貴重だわ。

※水量が少ないほどエメラルドグリーンの色がきれいに見えるそうです。

ここでは1時間半時間と取っているので、1時間近くかなりぼーんやりとできました。満足。

滝の展望所も整備されていて、ベンチもあるのでゆっくりできます。

以前は滝を見る場所が狭く、滝見渋滞が出来ていたとのことでした。よかった。

きれいな水がある場所って大好き。心が洗われるとは良く言ったもので日頃の怒りやイライラなんかがさっと流れていって気持ちが整理される感じはある。

以前も大隅半島に来たことはあったけれどもこの雄川の滝のことは全く知らなかった。

大河ドラマ西郷どんを見て知ったのだけれど、その影響で滝周辺も整備され、バスも運行されて来ることができて、大河ドラマの地域活性力はすごい。

レンタサイクルで雄川の滝へ行った時のブログはこちら

■雄川の滝 駐車場あり30台 無休・無料

最終の高速船出発まで根占港周辺の見学

周遊バスは無事定時15:40に根占港に着きました。本当に参加して良かった。

見どころがまだあることがわかり、また来たいと思ってしまいました。

さて、すぐ指宿方面に帰るのであれば15:50の高速船に連絡していますが、私は最終の17:10(夏ダイヤ)で帰ろうと思い、少し根占港周辺をぶらぶらしてみることにしました。

根占は西郷どんが保養やうさぎ狩りのために滞在したことのある西郷どんゆかりの地。

■みなみおおすみ西郷さぁ展示館(根占港から徒歩5分)

※2019年1月31日をもって展示は終了しました。

平成31年1月31日までの期間限定開催。西郷隆盛直筆の書や明治維新関連の資料、町の歴史資料まで幅広く展示。

■西郷南洲翁宿所(根占港から徒歩10分)

西郷さんが保養のため根占で過ごした時の家。内部は締まっていて見られなかったのですが、外に西郷さん愛用の風呂や手水鉢が置いてありました。

内部には愛用の掛け軸や火鉢、鉄砲暴発の跡などもあるそうです。

・自由見学(無料)駐車場なし

・内部の見学がしたい場合は南大隅町教育委員会(0994-24-3164)に要連絡

感想

■メリット

・レンタカーがなくても1日で佐多岬と雄川の滝を観光できる

・コンシェルジュさんが車内で各観光施設の案内を詳しくしてくれる(現在は土日祝のみ)

■デメリット

・朝9時の出発に間に合うように根占港に行くことが以外と難しい

南大隅町は広いことと、交通が不便な場所なので、公共交通機関での旅をしている者にとってはとてもありがたいバスです。路線バスで佐多岬に行こうとすると、岬の7㎞手前にあるホテル佐多岬(バス停名はふれあいセンター)が終点となり、以前はホテル佐多岬でレンタサイクル(電動アシスト)を借りて佐多岬を見学しました。そしてホテル佐多岬からの帰りのバスはなんと朝8時発の1便のみ。なので宿泊しないと無理なのです。

雄川の滝は根占港から8㎞ほどと比較的近いですが、路線バスはありません。根占港近くでレンタサイクル(ママチャリのみ)を借りられますが、最後は坂道となり、万人向きの手段ではありません。

この2つの風光明媚な場所を1日で巡ることができ、しかも車窓見学をしながらコンシェルジュさんの丁寧な観光案内を聞くことができるので贅沢です。諏訪神社などの観光名所も車窓見学や案内があり、また個別に旅をする時の参考になりました。

ただね、朝9時に根占港に行くのが以外と難しいんですよね。根占港近くにある宿泊施設はネッピー館くらいしかなく、まあここに泊まれば問題ないですが。朝8時に山川港から出るフェリーなんきゅうに接続しますが、指宿周辺は温泉宿が多く、朝ごはんをゆっくりと食べずに出てくるのはなんかもったいな気も。そもそも山川港までのバスもちょうどいいのがなく、タクシー利用になるかもしれません。鹿屋から平日のみ出ている7時20分のバスに乗ると8時過ぎに根占港に着くのですが、土日祝は運休なんですよね。

根占港に朝9時に着く手段さえ確保できれば、大変便利なバスだと思います。佐多岬はこの旅行の後に整備が進み、遊歩道も伸びたらしいので、またこのバスに乗って遊びに行こうと思っています。

お小遣い帳(指宿拠点での旅の予算)

高速船(指宿港⇔根占港) 片道1000円×2=2000円
観光巡回バス 2500円
昼ごはん、おやつ等 1000円
おみやげ(最南端到達証、ご朱印、佐多岬の塩など)1500円
みなみおおすみ西郷さぁ展示館入館料 200円


合計 7200円

(おわり)

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