自由が丘にモンブラン発祥のお店があるとのことで行ってみた。
お店の名前はそのまんま「モンブラン」というらしい。
でも自由が丘をはじめ、東急線沿線ってちょっと足を踏み入れにくいエリアじゃないですか。
ええ、おしゃれで洗練されてて、決して喫茶店じゃなくてカフェで優雅にお茶するマダムたち。(という勝手なイメージで、勝手に緊張するという・・・)
西武線沿線で育った人間にとっては敷居が高いのです。(がんばろーーっ!)
もくじ
(行き方)自由が丘駅から20mの場所にその店はある
自由が丘駅に着いたら一番大きな出口、正面口改札を出る。
正面口を出て右を見ると自由が丘デパートが見えるので、その脇の道を進む。
あった!!!!!!!
駅から2分で到着。
安心!おしゃれカフェではない。プチ昭和な喫茶店だった
このお店「モンブラン」は昭和8年創業。
昭和13年創業の亀屋万年堂と並んで自由が丘の2大菓子店の巨塔。
(亀屋万年堂はお菓子のホームラン王のナボナが有名!あれです!)
壁がガラス張り。ナプキン立てに数字が書いてあるところが自由が丘っぽくはない。
が、レトロというほどの昭和感もなく、まあプチ昭和な喫茶店という感じでしょうか。
店内は広々としていて座席も多いですが、8割方は埋まっています。平日なのに。
さて注文です。今日はモンブラン以外は眼中になく、モンブラン(670円)とホットコーヒー(ケーキと一緒に注文すると600円)を。
少し高いなと思ったけど、店頭のモンブランの説明書きを見ると
「今回モンブランでは、(高価ではありますが)
この中山栗を主とした愛媛県産栗に限定することと致しました。」
控え目にちゃんと断りがあった!ww
こだわりの栗を使用しているんですね。
そしてやってきたモンブランの原型!
注文すると、ほんの15秒ほどでモンブランとホットコーヒーが運ばれてきました。
(びっくりするほど速い!コーヒーはどうやって淹れているんだ)
わお!!!!
この黄色いマロンクリームのモンブランって久しぶりに見た。
これこれ!なんか懐かしいような。
気にしていなかったけど、今のモンブランってマロンクリームが茶色いのが多い気が。
黄色=甘露煮の栗(栗きんとんと同じでクチナシで黄色く色付け)
茶色=マロングラッセ(作り方はわからないが確かに茶色い)
甘露煮の栗を使ったモンブランが日本のモンブランで、それを最初に作ったのがこのお店の創業者・迫田千万億さんです。おぉ。
紙カップをはがし、フォークで割ってみると頭が重いのかざわざわと崩れていきました。
なので中は店頭に置かれていたこちらの写真で。
中には丸ごと甘露煮の栗1粒、その周りにすこーしカスタードクリーム、そしてしっかりめのカステラ。その上に生クリーム、さらに黄色いマロンクリーム、そしてメレンゲです。
そして食べてみた!
味は甘みやや強め、決して洗練された味ではない。そう昔ながらの味!!
いやいや、このモンブランはもはや味は関係ないと思う。
このモンブランを、歴史を味わうことに意味がある。
なんとも味わい深いケーキでした。
昭和の初めにモンブランを食べられる人なんて特権階級の人なんだろうけれど
きっと衝撃的だったんだろうなぁ。
ちなみに
こちらのお店は支店はありません。自由が丘店のみです。
(テイクアウトあり)
お店の情報
(訪問時期 2017年2月(平日))