(群馬旅行記)尻焼温泉への1泊2日の家族旅行・永井食堂のもつ煮・八ッ場ダム・旧太子駅

永井食堂のもつ煮 群馬県
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2018年の年末の家族旅行は群馬県の尻焼温泉に行ってきました。いつもは1人旅大好きな私なのだけど、夏と年末の年2回は夫婦で旅行をしています。たまには家族と行く旅行も気分が変わって楽しい。私はペーパードライバーなので車がないと行きづらい場所に行ったり、産直の野菜をたくさん買ったり、普段できないことをいろいろとしてきました。

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念願だった渋川の永井食堂でもつ煮定食

たぶん秘密のケンミンSHOWだったのかと思うけど、テレビで見て猛烈に食べたいと思っていた永井食堂のもつ煮定食。ここは車でないと不便だし、でも同じ関東なんだから何かしら機会があるだろうと思っていながら数年が。でもほほほーーーっ、やっとチャンスがやって参りました~!!

こういうローカルな食堂はルールがよく分からないので周りをキョロキョロと。まだ12時前だったからか席がいくつか空いていて、中を覗くと座るように案内してくれました。混んでるときは店頭の地面に引いてあるラインに沿って並んで待つようです。

席はカウンターのみで、店内というか店の出口に沿って無理やりカウンターを作ってある感じ。普通に座っていても隣の人とは肘が当たるくらい狭い。でもあのもつ煮が食べられると思うと楽しい方が先に来て居心地の悪さはない。

来た!!もつ煮定食590円!

もつ煮は濃いめの味付けで私好み、もつに臭みもなくて柔らかく、コクがあってもうとにかく美味しい!!!やったーー!

ご飯を2度も「半ライスにしますか?」と聞かれたけど、もつ煮の汁を1滴も残さず食べようと思っていたのでご飯が必要。大盛りであっても足りないくらいだと思っていたので断りました。炭水化物抜きとかご飯が食べきれなくて残すとか、私には関係ない!

本当に1滴も残さず食べきりました。また来たい。

後で聞いたところによると、ご飯を残すことにちょっと厳しいお店のようです。それとトレーを縦に置いて出されるのですが、縦のままで食べないといけないようです。(トレーを横にしようとして注意されている人がいました。狭いので横にすると隣の人のトレーが置けなくなるからだと思います)

狭い席で急いで食べるのが気の進まない方は隣に売店もあるのでテイクアウトすると良いかもしれません。

◇永井食堂の情報
住所 群馬県渋川市上白井4477-1
営業時間

◇食事 平日9:00~18:00、土曜日9:00~15:00

◇売店 平日9:00~18:00、土曜日9:00~18:00

定休日 日曜日、祝日、GW期間中
アクセス

◇車の場合 関越自動車道赤城I.Cより約15分

◇公共交通機関の場合 渋川駅から関東交通バス20分「暮沢」バス停より徒歩4分(バスは2時間に1本程度)

八ッ場ダムで初めてのダムカードをもらう

今日泊まる尻焼温泉は草津温泉の近く。永井食堂でもつ煮定食を食べた後は宿に向かうべくJR吾妻線に沿って車で草津方面に向かいました。

吾妻線と言えば、6年ほど前に屋久島に行くためのトレーニングとして生まれて初めてトレッキング(というかハイキング程度かも)をしたのが吾妻渓谷。もうその頃もダム建設がだいぶ進んでいて、川原湯温泉の旅館やお土産やさんが次々に高台に移転している最中でした。

ところで、ダムと言えば噂には聞いていたダムカード。八ッ場ダムは建設途中でもダムカードの配布をしているようですが、事務所で簡単にもらえるというのではなく、やんば見放台を含めた3か所でスタンプラリーをするともらえるそうです。

スタンプラリー①やんば見放台で八ッ場ダム建設現場を見る

夫がダムの建設現場が見たいということだったので途中でどこか見られる場所はあるのかと思っていたら、ありました。ここは「やんば見放台」という八ッ場ダム本体の建設現場を高台から見ることができる展望台で、常時無料で開放されています。大型バスも含めて20台程度は停められる無料駐車場やトイレもありました。この見放台(展望台)の上にスタンプラリーの台紙とスタンプの用意があります。

3分ほどで登れるので特に息が切れるようなこともなし。足場も整備されているので年配の方も大丈夫。

周辺の地図や工事状況の案内看板もありました。

無料で利用できる双眼鏡も完備。働いている人の表情まではっきり見える。

これが八ッ場ダムの本体。もうかなり出来上がっています。

こちらはダムの上流側、ダムが完成したのちにダムの底に沈みます。ダム本体を見た時はこんな大きなものを作り出す人間ってすごいなと思ったのだけれど、上流側のはるか下には6年前に利用した旧川原湯温泉駅(駅と線路は高台に移転済み)が見えるし、JR吾妻線の線路もまだ残っているし、吾妻渓谷をハイキングする時に通った道も見えて、ああなんだかなぁと少しせつなくなってしまいました。

6年前に吾妻渓谷をハイキングした時の記事です。

404 NOT FOUND | 旅大仏
ほぼ公共交通機関を使ったひとり旅。近くから遠くまで全力でふらふらしています

吾妻渓谷自体はダムに沈むのは1/4程度で、ダムの下流側でのハイキングは楽しめるようです。

売店もありましたが春まで閉店とのこと。(焼きまんじゅうに興味があったけど。)やんば見放台の駐車場に隣接して大きなうどん屋と蕎麦屋があったので食事にも困りません。

◇やんば見放台の情報
住所 群馬県吾妻郡長野原町川原畑994
営業時間 常時開放
料金 無料
駐車場 あり(無料)

スタンプラリー②なるほど!やんば資料館

スタンプラリーの2か所目は「なるほど!やんば資料館」ここはやんば見放台から上流に見えた大きな橋「八ッ場大橋」を渡った所にあるプレハブ建ての小さな資料館です。この中にスタンプ台紙とスタンプの設置があります。

建物自体は10人入ると混雑するほどの大きさですけど、駐車場は広々していて10台以上余裕で停められそうでした。

床が周辺地図になっていて関東の水道を支えるダムの全体像が分かるようになっていました。こんなにダムがあるのに夏場は水不足に悩むって関東平野にはどんだけ人が多いんだろうと思ってしまう。

この他にもダム建設の経緯や目的、地域のなりたち、ダム工事の動画などが見られます。無人なのでゆっくりと見られます。

この資料館の辺りの高台が旧川原湯温泉の移転先のようで、日帰り温泉の王湯も以前と違って立派な建物となって営業していました。

◇なるほど!やんば資料館の情報
住所 群馬県吾妻郡長野原町県道377号線
営業時間 9:00~17:00
料金 無料
駐車場 あり(無料)

スタンプラリー③道の駅八ッ場ふるさと館でダムカードと交換

①やんば見放台②なるほど!やんば資料館と回ってスタンプを押し、最後にたどり着く場所はこちらです。この③道の駅八ッ場ふるさと館の情報コーナーにあるスタンプを押して完成。あとはその横にあるカウンターでダムカードと引き換えるだけです。

※八ッ場ダムカードとの引き換えは、道の駅八ッ場ふるさと館の他に「長野原・草津・六合ステーション」「浅間酒造観光センター」「北軽井沢観光協会」でも可能です。

これこれ!初めてのダムカード。なんか達成感があるな。

工事中は工程に合わせて4種類のダムカードの発行があり、この後湛水試験というカードの発行もあるようです。車がなくても道の駅八ッ場ふるさと館までなんとか辿り着けば(川原湯温泉駅から1.5㎞、徒歩でも25分くらい)、ここにレンタサイクルがあるので八ッ場ダム関連施設を回ることができます。(スタンプラリーに難なく参加できる!)

道の駅八ッ場ふるさと館はレストランや農産物直販所、コンビニや足湯などもあるので旅行の途中に立ち寄っても楽しいと思います。

◇道の駅八ッ場ふるさと館の情報
住所

群馬県吾妻郡長野原町大字林1567-4

営業時間

農産物直売所 8:30~18:00 ※冬期 8:30~17:00

八ッ場食堂  9:30~17:30 ※冬期 9:30~16:45

コンビニエンスストア 7:00~19:00

情報休憩コーナー 9:00~18:00 ※冬期 9:00~17:00

足湯 6:00~21:00

駐車所 無料(普通車174台)

今日の宿「尻焼温泉星ヶ丘山荘」へ

川原湯温泉駅からひとつ先へ行くともう草津温泉の玄関口、長野原草津口駅です。今回は草津ではなく、群馬の秘湯「尻焼温泉」という所に宿を取りました。

草津はお湯もいいし大好きだけど有名な温泉地で人も多いため、静かな温泉宿でゆっくりしたいと思って探しました。尻焼温泉は3軒の宿があるだけなのでのんびり過ごせるのではと期待。

しかしです、長野原草津口駅を過ぎて浅間・白根・志賀さわやか街道というのどかな道を行くのですが、結構路面が凍結してる個所がありました。雪はしばらく降ってないみたいですが道路状況には注意が必要かもしれません。

尻焼温泉自体がとても静かなことと、こちらのお宿は部屋数が全10室とこぢんまりしていたので喧騒からも離れてのんびりできて大満足でした。この宿を探し出した自分を褒めたいところ。

とくに良かったのがこの趣向の違う2種類の露天風呂。川原に隣接した小さい方の露天風呂は是非夜に入って欲しい。満点の星空を見れば普段の嫌なことを全て忘れられる。大きい方の露天風呂は開放的でおもわず裸で叫びたくなるので理性を忘れずに。お風呂は夜の9時に男女を入れ替えるので両方入ることができます。

詳しくはこちらに書きました。

(群馬県)【尻焼温泉・星ヶ岡山荘】に泊まってきた(日帰り入浴も可)
2018年の年末は夫婦で群馬県の尻焼温泉に行ってきました。1年の疲れを癒す旅だから団体さんの多い大型旅館や有名温泉地は(私の独断と偏見により)ことごとく避け、群馬県吾妻町にある尻焼温泉に行くことに。場所としては草津温泉に近いのですが(草津温...

2日目は廃線になった太子線の旧太子駅へ

この旧太子駅は尻焼温泉から長野原草津口駅方面に戻る1本道にあるのですが、予備知識も全くなく突発的に訪問したのに思いのほか楽しめた場所でした。

太子線は群馬の山で採掘された鉄鉱石を川崎方面に運ぶために出来た路線で、貨物だけでなく同時に旅客も行っていました。時代も変わって昭和46年に廃線となり、そのあとは朽ちるのみ。この廃墟と化している建物は鉄鉱石を貨物列車に積み込むための施設(ホッパー)の土台です。ホームや駅看板、駅舎を復元して平成28年4月に一般公開されたそうです。

崩落の恐れがあるので真下には入れませんが、すぐ横までは近づけます。

こちらは復元された駅舎。中には当時の資料が展示されています。この中でチケットを買いますが、チケット売場も昔の切符売場を再現してあって楽しい。チケットに自分で鋏を入れることもできます。

詳しくはこちらの記事に書きました。

【群馬県】廃墟!旧太子駅に行ってきた
2018年年末の家族旅行は群馬県中之条町にある尻焼温泉へ。その帰りに偶然看板を見かけたため立ち寄ってみましたが、旅好き、列車好きには心を揺さぶられるものがあると思います。私は存分に揺さぶられてきました。 旧太子駅は突然に 尻焼温泉から車で2
旧太子駅の情報
入場料 200円(高校生以上)、中之条町民は無料 
入場時間 10:00~16:00
定休日 火曜、水曜、年末年始
住所 群馬県吾妻郡中之条町大字太子254
アクセス ◆公共交通機関利用の場合
JR長野原草津口駅から中之条町営バスで15分「大杉」下車
(このバスは1日4本)
◆自家用車の場合
JR長野原草津口駅から「新須川橋」信号右折 、約10分

農産物直売所で野菜を購入して帰宅の途に

高速に乗る前にどこかで野菜が買いたいと思い、中之条駅近くにあるふきのとう農産物直売所に寄りました。そうそう群馬と言えばこんにゃくも。こちらのお店はあがつま農協中之条支店の敷地内にあります。

この大根ですけどいつもスーパーで買う大根の2倍くらいあって90円ですってよ!野菜が全部迫力があってイキイキしている。こんにゃくもいつも食べてるのが何なのかと思うほど味わいがあって美味しい!!!家の近くに群馬来ないかなと思ってしまいました。

帰りは渋川伊香保I.Cから高速に乗りましたが、その途中に産直販売所や道の駅は何件かありました。

年末に温泉でのんびりと過ごすことが出来て1年の疲れが取れました。ありがたや。念願だった永井食堂のもつ煮定食も食べられたし、旧太子駅みたいな駅や列車好きにはたまらない場所にも行けたし、大満足の旅でした。1人旅だと近場の関東ってあまり行かないから逆に新鮮だったし、もしかして楽しい場所がもっとたくさんあるのではと興味が湧いてきました。群馬は意外とすごい。(おわり)

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